サザンクロス(クロウエア)の基本情報
星型の小さい花がかわいらしいサザンクロス(クロウエア)。ミカン科クロウエア属の常緑低木です。
花色は白やピンクがあり、葉も斑入りなどさまざま。5月〜11月の開花時期には花を次々にたくさん付けるので、長い期間花を楽しめます。
なお本来はクロウエアという名前ですが、日本ではサザンクロスという流通名で販売されることがよくあります。
海外で本来サザンクロスと呼ばれる植物は別の植物なので注意してくださいね。
学名 | Crowea |
科属 | ミカン科/クロウエア属 |
分類 | 低木 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性やや弱め/耐暑性やや弱め~普通 |
開花 | 5月〜11月 |
用途 | 鉢植え/地植え |
サザンクロス(クロウエア)の育て方
まずは基本の育て方をご紹介します。管理場所や植え付け、肥料などそれぞれ詳しくお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう。
管理場所
基本的には日当たりの良い場所で育てます。ただし、耐寒性・耐暑性ともにあまり強くはないので要注意。
冬場は温かい地域なら屋外で冬越しできますが、霜は避けましょう。それ以外の地域では室内管理が無難です。
夏場は高温多湿に弱いため、直射日光を避け、風通しが良い半日陰などを選びましょう。
植え付け
サザンクロスを植え付けるなら、時期は3月ごろ。日当たりの良い場所、水はけの良い土を好みます。
また酸性の土を好む植物のため、苦土石灰を混ぜ込むのはNGですよ!
鉢植えの場合は鹿沼土5:酸度未調整ピートモス4:腐葉土1くらい、または鹿沼土5:腐葉土3:酸度未調整ピートモス2くらいが向いているでしょう。
庭に地植えする場合は、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでから植え付けてください。
肥料
真夏を避けた春~秋に。だいたい4月~7月ごろと9月~10月ごろですね。
緩効性化成肥料を月に1回与えるか、液体肥料を月に2回くらいのペースで与えるといいでしょう。
植え替え
サザンクロスを鉢植えで育てている場合は、定期的な植え替えが必要です。何年も放っておくと根詰まりを起こしてしまうので注意してくださいね。
植え替えを行うなら、時期は3月ごろ。だいたい2年に1回を目安に、新しい用土を用いてひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
切り戻し・剪定
長期間花を楽しめるサザンクロスですが、基本的には春の花が一通り咲き終わった初夏の切り戻しがおすすめです。
だいたい半分くらいに切り戻すといいでしょう。切ってしまうことで夏の間は楽しめなくなりますが、夏越し後の秋に再び花を咲かせてくれますよ。
サザンクロス(クロウエア)の夏越し方法
高温多湿が苦手な植物です。そのため、梅雨時期~夏は注意が必要でしょう。
夏越し方法としては、まず梅雨時期は長雨に当たらないような場所へ。そして夏場は直射日光を避け、風通しが良い半日陰などに移動して管理してください。
サザンクロス(クロウエア)の冬越し方法
サザンクロスは冬の寒さにも強くはありません。また霜にも注意が必要です。
温かい地域なら屋外で冬越し可能ですが、このとき霜の当たらない場所に移動するのが大切です。
それ以外の地域では、室内へ移動して冬越しさせてください。
サザンクロス(クロウエア)の花言葉と誕生花
サザンクロスの花言葉は、「願いを叶えて」「まだ見ぬ君へ」などです。