マーガレットが枯れる原因は?夏越し・冬越し方法など育て方紹介

マーガレットの基本情報

白やピンク、赤、黄色など、豊富な花色が楽しめるマーガレット。人気・知名度ともに高く、お店で見かける機会も多いお花ですよね。

定番の一重咲きはもちろんのこと、八重咲きや丁字咲きなど、種類によって咲き方もさまざま。

それぞれ違った雰囲気が楽しめるため、お庭の雰囲気に合わせて選ぶのもいいですね。

学名Argyranthemum frutescens
別名木春菊(モクシュンギク)
科属キク科/モクシュンギク属
分類多年草
耐寒性・耐暑性耐寒性やや弱め~普通程度/耐暑性弱め
開花11月~5月ごろ
用途鉢植え/地植え

マーガレットの育て方

まずは基本の育て方をご紹介。植え付け方法や肥料、植え替え方法、花後の管理、切り戻しまで、それぞれ順にお伝えしていきます。

マーガレットの植え付け

植え付け時期は3月~5月ごろ、または9月~10ごろ。多湿を嫌う植物なので、水はけの良い土を使いましょう。

鉢植えする場合は、水はけが悪いものでなければ市販の草花用培養土が使えます。自分で土をブレンドするのであれば、赤玉土5:腐葉土3:川砂2などの割合がいいですね。

庭などに地植えする場合、水はけを良くするためにも、あらかじめ腐葉土を混ぜ込んでおきましょう

ちなみにマーガレットは鉢花でも多く出回っていますが、鉢が小さく根がいっぱいになっているものもあります。

そのため鉢花を購入した場合であっても様子を確認し、必要に応じて大きめな鉢に植え直すといいと思います。

マーガレットの肥料

元気に育てるためにも、適切な肥料が大切です。まず元肥として、植え付けのときに緩効性肥料を混ぜ込んでおきましょう(元肥配合の培養土を使用した場合は不要です)。

以降の追肥は、春と秋の開花期は2週間に1回くらいのペースで薄めた液体肥料を与えるか、1か月に1回くらいのペースで緩効性肥料を置き肥するといいでしょう。

このとき、夏場は肥料を与えないようにしてくださいね。

マーガレットの植え替え

鉢植えで管理しているものは、基本的に毎年植え替えするといいでしょう。地植えの場合でも、2年~3年に1回は植え替えるのがおすすめです。

時期は、3月~5月ごろまたは9月~10ごろ。株にダメージを与えてしまうので、夏や冬の植え替え作業は避けてくださいね。

マーガレットの花が終わったら

花が終わったら、花がら摘みの作業を行いましょう。花茎の根元から摘み取ってくださいね。

長くたくさんの花を楽しむためにも、咲き終わった花をこまめに取り除く作業が大切です。

マーガレットの切り戻し

花がひと通り咲き終わった梅雨前に、全体を切り戻します。こうすることで夏越ししやすくなりますよ。

また暑さが落ち着いた9月~10月ごろにも切り戻しを行うと新芽が促進されるでしょう。ただし、秋の開花が控えているので、あまり時期が遅くならないよう注意してくださいね。

なお、いずれの場合も葉が残るように切るのが重要。根元から丸坊主にしてしまうと枯れてしまいかねないため、必ず各枝に葉が残るようにしてくださいね。

マーガレットの夏越し方法

高温多湿が苦手なため、夏越しは要注意。夏の間は成長が止まるため、花がひと通り咲き終わった梅雨入り前に切り戻しをしましょう。

さらに鉢植えの場合は梅雨は長雨を避けられる場所に移動し、夏の間は直射日光を避けた風通しが良く涼しい場所に移動してください。

地植えの場合は、夏の直射日光を避けられるような場所に植え付けるか、日除けを施すといいでしょう。

マーガレットの冬越し方法

そこまで寒さに強い植物ではないため、冬場も注意が必要です。霜に当たったり凍結すると枯れる可能性があるため注意しましょう。

鉢植えの場合、室内に移動し日当たりの良い場所で管理します。地域によって屋外でも冬越しできますが、この場合も霜を避けられる軒下や軒先などに移動してくださいね。

地植えの場合、株元を腐葉土などで覆って保護します。ただし、寒い地域ではこれだけだと枯れてしまう可能性もあるため要注意。

寒い地域では最初から鉢植えで育てるか、鉢上げして室内管理したほうが安全でしょう。

マーガレットが枯れる原因5つ

大切に育てていても、枯れてしまったり元気がなくなってしまうことがあります。

ここでは枯れる原因としてよく考えられるものを5つピックアップしているので、当てはまっているものがないか確認してみてください。

1. 根詰まり

鉢植えのまま植え替えせずにいると、根詰まりを起こしてしまいます。放っておくと枯れてしまいかねないため、適切に植え替えを行いましょう。

また鉢花で購入した直後も要注意。小さい鉢に植えられ、根がいっぱいになっていることが少なくありません。

せっかく鉢植えを買ったのだからとそのまま育てる人も多くいますが、様子を確認してみましょう。

根詰まりしている様子があれば、大きめな鉢に植え直してくださいね。

2. 根腐れ

多湿が苦手な植物のため、根腐れにも注意が必要です。水はけの悪い土に植えたり、水やりが多すぎると、根腐れして枯れてしまいかねません。

水はけのいい土に植え付けるのはもちろん、日頃の水やりも適切に行ってくださいね。

また梅雨や秋のように長雨が続くような場合は、雨を避けた場所へ移動するのもいいと思います。

3. 暑さ・寒さ

夏の高温多湿・冬の寒さや霜などが苦手な植物です。そのため、夏越し・冬越しが不十分だと枯れてしまう可能性があります。

マーガレットを元気に育てるためにも、季節ごとに適切な管理をしましょう。

詳しくはそれぞれ「マーガレットの夏越し方法」「マーガレットの冬越し方法」の項目でご紹介しているので、ぜひご覧ください。

4. 病害虫

病害虫が原因で枯れることもあります。とくに注意したいのが、立枯れ病とセンチュウですね。

立枯れ病は高温多湿の状態で発生しやすく、梅雨時期や夏場は注意が必要でしょう。

センチュウは土の中で根に寄生するためパッと見にはわかりにくく、気付いた時には手遅れという可能性が高め。そのため、植え付けの際に薬剤を用いるのがおすすめです。

またそのほかにもアブラムシやヨトウムシといった害虫がつくため、早めに対処しましょう。

5. 剪定しすぎ

年2回切り戻しのタイミングがあるマーガレットですが、このとき葉がなくなるほど切りすぎるとそのまま枯れてしまう可能性があります。

そのため葉が残った状態を保つのが鉄則。必要以上に切りすぎないように気を付けてくださいね。

マーガレットの花言葉と誕生花

マーガレットの花言葉は、「恋占い」「心に秘めた愛」「真実の愛」「信頼」など。

また1月17日・2月1日・4月1日・9月3日・11月22日などの誕生花でもあります。

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