枯れる原因・害虫など!ミニひまわりの失敗しない育て方

ミニひまわりの基本情報

ひまわりといえば、夏を彩るド定番。そんなひまわりを小さく楽しめるのが、このミニひまわりです。地植えはもちろん、鉢植えでも育てやすいのが嬉しいですよね。

また基本的に支柱も不要で、育てるときの手間が少ないのもポイント。初心者でも育てやすい植物となっています。

学名Helianthus annuus
別名矮性ヒマワリ
科属キク科/ヒマワリ属
分類一年草
耐寒性/耐暑性耐寒性弱め/耐暑性強め
開花6月~9月ごろ
用途鉢植え/地植え

ミニひまわりの育て方

ミニひまわりを失敗せず楽しむために、ここからは育て方をご紹介。ポイントを押さえてそれぞれ解説していくので、さっそく見ていきましょう。

ミニひまわりの種まき

ミニひまわりを種から育てるなら、種まき時期は4月~6月ごろ。発芽適温が20度~25度程度と高めなので、時期に注意して種まきしましょう

実際に種まきするときは、直まきか育苗ポットに。そして種まき後は土をしっかりと被せます。ミニひまわりの種は光を嫌う嫌光性種子なので、だいたい1cmほど覆土するといいでしょう。

なおミニひまわりの根は直根性で植え替えにリスクが伴うため、筆者個人的には直まきがおすすめかなと思います。

育苗ポットなどに種まきした場合は、定植時に根を傷つけないように注意してくださいね。

ミニひまわりの植え付け

ミニひまわりの苗を植え付けるなら、「根を痛めない」「水はけのいい土を選ぶ」「水はけのいい場所を選ぶ」の3つが重要。とくに根は直根性なので、切ったり傷つけないように気を付けてくださいね。

植え付け時期は4月~6月ごろ。種まきから育てた場合は、根を痛めないように若い苗のうちの植え付けが安全です。だいたい本葉が4〜6枚になった頃に定植してください。

鉢植えの用土は、水はけが問題なければ市販の草花用培養土で大丈夫!自身で作る場合は、赤玉土6:腐葉土4くらいの割合がいいでしょう。

ミニひまわりを地植えする場合は、腐葉土などを混ぜ込んでおくのがおすすめ。また植え付け場所選びは慎重に行いましょう。

ミニひまわりは過湿が苦手なので、梅雨の長雨に当たるような場所は不向きです。日当たりがよくて雨にも当たらない場所を探すのはなかなか難しいですが、植え付け前にじっくり選んでくださいね。

ミニひまわりの肥料

ミニひまわりを育てるときは、まず植え付け時の元肥に緩効性肥料を入れてください。

以降の追肥は基本的には必要ありません。

ただし、葉が黄色くなったり生育が良くない場合は、肥料不足になっていることも。この場合は春~夏の間、月2回くらいのペースで液体肥料を与えるといいでしょう。

ミニひまわりの摘心

ミニひまわりは基本的には摘心しなくても楽しめます。よく分岐して花を咲かせる品種も多いので、初心者でも手間なく楽しみやすいでしょう。

そのうえで、分岐するタイプであれば摘心をすると花の数が増えるので、チャレンジしてみてもいいですね。

摘心のやり方は簡単で、本葉が5~6枚になったころ。もしくは最初の花が咲き終わったころに花を摘み取ります。

なお分岐しにくい1本立ちタイプのミニひまわりを摘心してしまうのはおすすめできません。場合によっては花が咲かない原因になりかねないので注意してくださいね。

ミニひまわりが枯れる原因と対処法

ミニひまわりを育てていると、残念ながら枯れてしまうこともあるでしょう。ミニひまわりが枯れる原因はいくつかありますが、多いのが「過湿による根腐れ」と「水切れを起こす」の2点です。

一見正反対の2つですが、どちらもキーワードは水の量ですね。

まず過湿による根腐れが原因のケースですが、ミニひまわりは水を与えすぎれば根腐れを起こします。

水やりのペースはもちろん、とくに梅雨の長雨時は要注意。長雨を避けられるような場所に植え付ける(鉢なら移動する)のがおすすめです。

反対に水やりを極端に減らしすぎると、今度は水切れを起こしてしまいます。とくに夏場は土が乾きやすいので、こちらも要注意

ミニひまわりはただでさえ水はけの良い土を好み、植え付け時に水はけの良い用土を使うと思います。そのため土の様子をチェックしながら、適時水やりを行いましょう。

ミニひまわりの害虫は?

ミニひまわりにはさまざまな害虫が発生します。ハダニやアブラムシが多いので、見つけ次第対処しましょう。薬剤を使える環境であれば、薬剤散布が手軽です。

もし心配な場合は、食品原料で作られたスプレーなども多く販売されていますから、お近くの園芸店やホームセンターで探してみるのもおすすめですよ。

このほか、ヨトウムシやアオムシがつくことがありますが、この場合は割り箸などで一匹ずつ駆除してもいいかもしれませんね。

ちなみに筆者も何度かミニひまわりを種から育てた経験がありますが、この記事を書いている前年(2021年)にグンバイムシが大量発生しました。

相撲の軍配のような姿をしている虫で、こちらも見かけたらご注意ください!

ミニひまわりの花言葉

ミニひまわりの花言葉は、「あなたを見つめる」「崇拝」「憧れ」「敬慕」「愛慕」「貴方は素晴らしい」「高慢」「光輝」などがあります。

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