ネコノヒゲの基本情報
ユーモラスな名前で知られるネコノヒゲ。その名のとおり、長く伸びた雄しべと雌しべが猫のヒゲのように見えるのが特徴です。
園芸用としてはもちろん薬用としても知名度のある植物で、カリウム塩を含んでいるため利尿作用があるんだとか。実際民間薬として利用されるケースもあるんですよ。
育てる場合は耐寒性は弱いので、冬は10度以上のところで管理する必要があり。そのため日本では、一年草扱いとされがちです。
別名 | クミスクチン |
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学名 | Orthosiphon aristatus |
科属 | シソ科オルトシフォン属 |
分類 | 多年草/一年草(耐寒性が弱く日本では一年草扱い) |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性は弱め/耐暑性は強め |
植え付け | 4~6月 |
開花 | 6月~9月 |
用途 | 鉢植え/地植え |
ネコノヒゲの育て方
ネコノヒゲの植え付け
植え付けの適期は春です。ネコノヒゲは水はけがよく、なおかつ適度に水持ちのいい土を好むので、土は市販の培養土か、腐葉土と赤玉土を混ぜたものがおすすめです。
地植えする場合は、事前に腐葉土を混ぜ込んでおくといいでしょう。
またネコノヒゲは日当たりのいい場所を好むため、鉢の置き場所や地植えする場所にも注意してくださいね。
ネコノヒゲの肥料と与え方
ネコノヒゲはよく育ちます。しかしそのぶん、肥料も欠かせません。鉢植えの場合、自身で土を作った時は植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます(
また鉢植えや地植えに関わらず、生育期間である4〜6月、8月〜9月には液体肥料や緩効性の化成肥料を追肥しましょう。
ネコノヒゲの植え替え
よく育つネコノヒゲですが、反面、育ち過ぎると根づまりの危険性もあります。そのため鉢植えでは必要に応じて一回り大きな鉢へと植え替えてください。
植え替えの時期は、植え付けと同じ春頃がおすすめですよ。
ネコノヒゲの管理方法
ネコノヒゲは乾燥に弱い植物です。
また耐寒性も弱いので、鉢植えで冬越しさせる場合は、寒くなる前に室内管理に切り替えます。気温10度以上を保てるような、日当たりの良い窓際などに置いてください。
ネコノヒゲの花が咲かない?
ネコノヒゲの花が咲かない場合、まず考えたいのが気温です。ネコノヒゲは耐寒性が弱く開花時期も6月~9月ごろですから、気温が低すぎると花が咲かなかったり枯れる原因となります。
とくに地植えの場合は寒くなっても移動できないので、注意が必要でしょう。
そしてもうひとつ注意したいのが肥料切れ。ネコノヒゲは生育が旺盛な分、肥料切れを起こすと花が咲かない原因にもなりかねません。忘れないように気を付けてくださいね。
ネコノヒゲの花言葉
ネコノヒゲの花言葉では「進歩」「貢献」「楽しい家庭」などが挙げられます。どれも前向きで明るい印象の言葉ですね。