ポインセチアの育て方!冬越し・赤くする方法など徹底紹介

ポインセチアの基本情報

ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑性低木。見ただけでクリスマス!と連想するほど、クリスマスイメージの強い植物ですよね。

私たちがよく目にする鮮やかな部分は苞(ほう)という部分であり、花ではありません。花は真ん中のプチプチっと付いている部分なんですよ。

そんなポインセチアですが、実はメキシコ原産で寒さが苦手で、乾燥を好む性質を持っているんだとか。そのため上手に楽しむためには冬越しにも注意した方がいいでしょう。

学名Euphorbia pulcherrima
科属トウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)
分類低木
耐寒性・耐暑性耐寒性弱め/耐暑性やや弱め
開花12月~2月ごろ
用途鉢植え

ポインセチアの育て方

まずは基本の育て方をご紹介。「植え付け方法」「肥料」「管理場所」「植え替え方法」などそれぞれ詳しくおつてしていきますよ。

ポインセチアの植え付け

ポインセチアは寒さに弱く、日本では鉢植えで育てるのが一般的。用土は水はけと水持ちのバランスがいい土が適しています。

市販されている観葉植物用の培養土を使うと簡単ですね。自身で作るなら赤玉土と腐葉土と酸度調整済ピートモスを 5:3:2くらいが向いています。

なお、地植えができないわけではありません。環境が合えば地植えでも育つため、沖縄県など暖かい地域であれば可能でしょう。

ちなみに本来の原産地では3mを超えるような木ですから、地植えにして環境が合えば大きく育つ可能性もあると思います。

これは品種によっても違う可能性がありますが、詳細は不明。購入時に確認したり、念のため植える場所を考慮した方が安心です。

ポインセチアの肥料

まず植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。

その後の追肥は、5月〜10月にかけて月に1回程度のペースで置き肥するといいでしょう。緩効性化成肥料を与えましょう。

ポインセチアの管理場所

寒さに弱いため、購入後の冬は室内の日当たりの良い場所で管理します(冬の詳しい管理については「ポインセチアの冬越し」をご覧ください)。

5月ごろ、霜の心配がなく夜の気温が15℃くらいに暖かくなったら、少しずつ慣らしながら日当たりの良い屋外で管理しましょう。

このまま9月ぐらいまで屋外で管理しますが、夏場は要注意。ポインセチアは高温多湿環境も苦手なため、涼しい半日陰に置いてくださいね。

秋になって夜間の気温が15℃くらいになったら、室内に移動します。この頃に短日処理を行うと、キレイに色づきますよ。

ポインセチアの植え替え

植え替えは4月〜5月ごろ。1年に1回くらいのペースで行います。根鉢を軽く崩したら、新しい用土を使い一回り大きな鉢に植え替えてくださいね。

なお用土については上の項目「ポインセチアの植え付け」をご覧ください。

ポインセチアの冬越し

冬越しは基本的に室内管理!秋になり最低気温が15℃くらいになったら、室内へ移動するタイミングです。

寒さはもちろん、霜に当たっても枯れてしまうので、屋外に置きっぱなしにしないよう気を付けてくださいね。

室温は最低でも10℃、できれば15℃程度を保てるように管理しましょう。5℃を下回ると枯れる可能性もあるので要注意ですよ。

このとき、暖房の当たる場所はダメ。暖房の風を避けた、日当たりの良い場所が適しています。

また夜間は、窓から離す方がおすすめです。というのも陽が落ちると窓際から冷え込んでくるので、気付かないうちに寒くなっている可能性があるんです。

そのため夜間は部屋の中心に置いたり、置き場所を工夫するのが大切でしょう。

ポインセチアの葉が落ちる原因

ポインセチアの葉が落ちる主な原因は、「日光不足」「水の与えすぎ」「寒さ」の3つ。それぞれ順にお伝えしていきますね。

日光不足

ポインセチアは短日植物ですが、ずっと日に当てなくてもいいわけではありません。

短日処理は1年中行うわけではありませんし、短日処理中であっても日中はしっかり日に当てましょう。

水の与えすぎ

ポインセチアは乾燥気味に管理したい植物です。水やりをし過ぎると根腐れを起こして葉が落ちる原因になります。

寒さ

ポインセチアは寒さに弱く、冬でもできれば15℃、最低でも10℃は保ちたいです。

10℃を下回ると葉が落ちてしまいますので、室内で適切に管理しましょう。

花が終わったら赤い葉も緑色に戻ってきます。春先の新芽に備えて3〜5月頃に思い切って半分〜3分の1程度に剪定しておきましょう。

ポインセチアを赤くするには?

「せっかく育ててるのにキレイに赤くならない!」なんて経験はありませんか?買ったときは色づいていたのに、翌年はあんまり…なんてことも多いはず!

実は赤くなるかならないかは、実は冬の日照時間と関係しています。

というのもポインセチアは短日植物なので、1日の日照時間を12時間以下にする短日処理を行うことで色づくんですよ。

この短日処理を行うのは、9月~11月の間。気温を15℃程度に保ち、だいたい1か月半くらいしっかり色づくまで行いましょう。また、室内の蛍光灯なども当ててはいけません。

とはいえなかなか条件に合う環境は難しいですよね。そんなときは17時〜8時ごろまでダンボールを被せることで簡単に対応できます

毎日続けるのは少し手間がかかりますが、美しいポインセチアを楽しみにがんばってみてくださいね!

ポインセチアの花言葉と誕生花

ポインセチアの花言葉は、「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」など。

また12月9日・12月25日などの誕生花でもあります。

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