ペットボトルで挿し木!簡単な密閉容器の作り方

挿し木って聞くと難しそうなイメージだけど、実はペットボトルで簡単に容器が作れちゃうって知ってましたか?

そこで今回は、ペットボトルで作る挿し木用の密閉容器の作り方を画像付きでご紹介します。

火の使用無し、3ステップで簡単!さらには挿し木が成功して植え替える際の取り出しやすさも工夫しているので、ぜひお試しあれ!

最初にこの記事を公開後、いろいろ試行錯誤してより使いやすい改良版を作りました。そのためこの記事は2021年5月23日に内容をリライトし、改良版の作り方をご紹介しています!

材料は5つだけ!

ペットボトルで挿し木容器を作るときに必要な道具

まずは材料ですが、準備するものはたったの5つだけ!

  • ペットボトル
  • カッター
  • 軍手
  • ガムテープ
  • キリ

です。ペットボトルは写真だと500ミリですが、できれば1.5〜2リットルサイズがおすすめですよ!

500ミリペットボトルでもできなくはないんだけど、挿し木する茎や枝が大きいと入り切らないので、注意してくださいね。

またガムテープは今回粘着直の高い布テープタイプを使用していますが、ガムテープのように幅広のものであれば別の粘着テープでも代用できると思います。

3ステップのみ!ペットボトルで挿し木容器の作り方

それではここから、ペットボトルで挿し木用の密閉容器の作り方をご紹介!

ちなみに全工程で言えることですが、くれぐれも安全にはご注意を!刃物を使うので、周囲の安全はもちろん自分自身もケガをしないよう十分気を付けてくださいね。

1. ペットボトルを切る

ペットボトルを切る

まずは安全のために軍手をはめ、赤線の位置でペットボトルをカッターで切ります。

切る場所はだいたいでOK。ペットボトルの真ん中が鉢部分、上半分が被せる蓋部分になるので、挿し木の大きさによって切る位置は微調整してください。

実際に切ると、こんな感じです。

3つに切り分けたペットボトル

2. キリでペットボトルの底に穴を開ける

底にキリで穴を開けたペットボトル

次はキリを使ってペットボトルの底部分に穴を開けます。穴がないと排水できないので、忘れないようにしてくださいね。

ペットボトルの内側から外側に向かってキリを差し込み、水はけがよくなるよう数個開けましょう

数はお好みですが、私はちゃんと排水できるよう数か所に多めに開けました。

3. ペットボトルを組み立ててガムテープで固定する

最後はもとの形になるようペットボトルを組み立ててガムテープで固定していきます。まずは底部分と真ん中部分を組み立てて、固定してください

私はのちのち外しやすいよう、そして中の様子が見やすいよう2か所固定しましたが、ぐるっと一周分固定しても大丈夫です(一周固定した方が密閉度は上がります)。

ガムテープで固定したペットボトル

そして中に挿し木をしたら、最後にペットボトルの上部分も同じように組み立てて固定し、完成です!

ペットボトルで作った挿し木用の密閉容器

このとき先に上部分まで固定しちゃうと挿し木ができなくなっちゃうので、必ず下部分の固定→挿し木→上部分の固定の順番で行ってくださいね!

また固定時に多少隙間ができてしまっても、赤玉土がこぼれ出ない程度なら大丈夫だと思います。心配な場合やより密閉度を上げたい場合は、前述の通りぐるっと一周固定してください。

ペットボトル挿し木の管理方法

ペットボトルで挿し木に密閉容器を作ったら、水やりはキャップ部分から霧吹きで行います。霧吹きだけでは足りない時は上部分を外して水やりするか、受け皿に水をためて鉢底から給水させてください。

またペットボトルのキャップ自体は状況に合わせて開閉。私は開けたままで挿し木しましたが、乾燥が気になる場合は閉めておくことも可能です。

ただしずっと閉めっぱなしにすると蒸れすぎて腐るリスクも上がるので、状況を見ながら調整してくださいね。

改良版のポイント&改良した理由

旧タイプのペットボトルの密閉挿し木容器では、ライターであぶって成形する作業が必要でした。でもライターであぶるのは危険だし、歪んで成形に失敗する可能性もあったので、この作業をなくしました。

またとくにポイントなのが底部分。旧タイプではそこが繋がったままだったので、発根して根が張りすぎると取り出すのにペットボトルと切る必要があったんです。

時間もかかるし間違って根を切っちゃうリスクもあったんですよね。

そのためこの改良版では、鉢上げ時に取り出しやすいよう、底部分もカット!こうすることで上も下も外れるので、より取り出しやすくなったと思っています。

ちなみに手作り挿し木容器でヘリオトロープの挿し木もチャレンジしています!(こちらは旧タイプの挿し木容器を使っています)

ぜひ一緒にご覧ください。

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