ゼラニウムの育て方!枯れる原因・冬越し方法など紹介

ゼラニウムの基本情報

花壇や窓辺を鮮やかに彩ってくれるゼラニウム。開花期間が長く、ガーデニングに人気の植物です。

鮮やかな赤に元気の出るオレンジ、キュートなピンクに清楚な白など花色が豊富なんですよ。

また花の咲き方も種類によってさまざまで、一重や八重のほか、チューリップ咲きといったものまで好みに合わせて選べるでしょう。

科属フウロソウ科/ペラルゴニウム属(テンジクアオイ属)
分類多年草
耐寒性・耐暑性耐寒性やや弱め/耐暑性普通
開花3月~11月ごろ
用途鉢植え/地植え

ゼラニウムの育て方

開花期間が長く、人気の高いゼラニウム。ここからはそんなゼラニウムの育て方について、「植え付け方法」や「肥料」「切り戻し方法」などそれぞれご紹介していきます。

ゼラニウムの植え付け

ゼラニウムを植え付けるなら、3月~5月ごろと9月ごろがおすすめ。日当たりと風通しが良い場所、水はけの良い土を好みます。

ただし高温多湿には弱いので、梅雨の長雨や夏の西日は避けてくださいね

鉢植えなら梅雨時期は軒下、夏場は明るい日陰などに移動するのがおすすめ。地植えの場合はあらかじめ場所選びをしっかりしておきましょう。

植え付け用土は、鉢植えなら市販の草花用培養土が使えます。

ゼラニウムを地植えする場合は、酸性の土が苦手なので要注意。事前に苦土石灰などを混ぜ込んで準備してから植え付けてくださいね。

なお雨除けや日差し除けなどの管理を考えると、鉢植えの方が扱いやすいと思います。

ゼラニウムの肥料

ゼラニウムを育てるなら、まず植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込んでおきましょう。

その後の追肥は、真夏を除いた春〜秋に。緩効性肥料を置き肥するか、10日1回くらいのペースで液体肥料を与えるといいでしょう。

ゼラニウムの植え替え

ゼラニウムを鉢植えしている場合は、植え替えも必要。根鉢を軽く崩して古い土を少し落としたら、古い根などを取り除いて植え替えましょう。

時期は3月~5月ごろと9月ごろ。だいたい1年〜2年に1回くらいのペースで植え替えるといいですよ。

ゼラニウムの切り戻し

ゼラニウムが育ち過ぎたら、草姿を保つため切り戻しをするのもおすすめです。春か秋に行いましょう。

ゼラニウムが枯れる原因は?

比較的に育てやすいゼラニウムですが、しばしば枯れることがあります。

ゼラニウムが枯れる原因はいくつかありますが、ここでは「多湿」と「気温」が原因のケースについてご紹介します。

ゼラニウムが枯れる原因1:多湿

ゼラニウムは多湿環境が苦手なので、長雨に当てすぎたり、水のやりすぎはNG。蒸れて枯れるなどの原因になりかねません。

そのため梅雨時期は長雨の当たらない場所へ移動したり、水やりのペースなどに注意しましょう。

ゼラニウムが枯れる原因2:気温

ゼラニウムの生育適温は、12度〜20度くらい。そのため寒さはもちろん、暑すぎるような夏もあまり得意ではありません。

たとえば真夏の暑いときは株が弱りがちに…。暑さだけで枯れることは少ないものの、西日を避けた風通しのいい明るい日陰などに移動しましょう

このとき、夏場は水切れも起こしやすい時期なので要注意。水切れさせると枯れる原因になるので、とくに鉢植えの場合は適時水やりを行ってくださいね。

反対に冬場は、極端な寒さや霜に当てると枯れる原因となりかねません。これは地域や品種にもよりますが、霜よけや防寒対策、室内管理など、適切な冬越しをしてあげましょう。

なお冬越しについてはゼラニウムの冬越し方法の項目で別途詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ゼラニウムの冬越し方法

寒さにはあまり強くないゼラニウム。種類によって耐寒性は異なるものの、寒さや霜には注意が必要です。

そのため、基本的には室内での冬越しがおすすめ。日当たりの良い室内に移動して管理してください。

このとき、冬場は窓際から冷え込んでくるので要注意。夜になって陽が沈むと想像以上に冷え込むことがあるので、夜は窓際から離すなど臨機応変に対策を行いましょう。

なお条件の合う暖かい地域であれば屋外でも冬越しできますが、必要に応じて霜よけや防寒対策なども行ってくださいね。

ちなみに改良されたスーパーゼラニウム(チャンピオン)は比較的寒さに強く、-3度くらいまでなら耐えられる可能性があるそう。もし冬越しが心配な場合は、こういった品種を選ぶのもいいと思います。

ゼラニウムの花言葉と誕生花

ゼラニウムの花言葉は、「尊敬」「信頼」「真の友情」など

また4月3日・4月24日・5月26日・6月28日・7月27日・8月11日などの誕生花でもあります。

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