雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の基本情報
黄色い可憐な花を咲かせる雲南黄梅(ウンナンオウバイ)。枝がしだれるように成長する半ツル性の植物で、美しく見ごたえがあります。
似ている植物として同じモクセイ科/ソケイ属の黄梅(オウバイ)がありますが、こちらは落葉樹で、学名もJasminum nudiforumとなっています。
この黄梅に似ていることから、雲南黄梅には黄梅擬(オウバイモドキ)という和名がつけられているんですよ。
なお同じソケイ属の仲間としてジャスミンが挙げられますが、雲南黄梅の花は香りを楽しめません。花の香りを楽しみたい方は注意してくださいね。
学名 | Jasminum mesnyi |
別名 | 黄梅擬(オウバイモドキ)/雲南素馨(ウンナンソケイ) |
科属 | モクセイ科/ソケイ属 |
分類 | 常緑低木/半ツル性 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性・耐暑性ともに比較的強め |
開花 | 3月~4月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の育て方
比較的に丈夫な植物で、ガーデニング初心者さんにもおすすめの雲南黄梅。ここからは「植え付け」「肥料」「植え替え」といった基本の育て方をご紹介していきます。
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の植え付け
雲南黄梅を植えるなら、水はけと日当たりの良い場所に。時期は春の3月~4月か、秋の9月~10月ごろが向いています。
用土は、鉢植えなら市販の草花用培養土が使えます。自分で土をブレンドする場合は、赤玉土7:腐葉土3くらいがいいですね。
庭に地植えする場合は、あらかじめ腐葉土を混ぜ込んでおくといいでしょう。
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の肥料
そこまで多くの肥料は必要ないものの、健康に育てるために適切な肥料管理は大切です。
鉢植えの場合、1月~2月ごろの寒肥と花後のお礼肥に1回ずつ、緩効性化成肥料を与えます。
地植えの場合は、寒肥として油かすと堆肥などを与えるといいでしょう。
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の植え替え
鉢植えにして管理している場合、成長に応じて植え替え作業が必要になります。
時期は春の3月~4月か、秋の9月~10月ごろ。雲南黄梅は生育が早いため、様子を見ながら1年~2年に1回くらいの頻度で植え替えをしてあげましょう。
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の剪定
樹形が乱れてくるため、基本的には毎年剪定を行いましょう。
時期は花後で、あまり時期が遅くならないように注意が必要です。雲南黄梅は夏に翌年の花芽を作るので、剪定のタイミングには気を付けてくださいね。
剪定方法は簡単で、新芽を残すようにして、新芽が出ているすぐ上の節で切ってください。あとは基本的にお好みの樹形に整えれば大丈夫です。
毎年行う必要はあるものの、そこまで手間のかかる作業ではないので、ぜひやってみてくださいね。
雲南黄梅(ウンナンオウバイ)の花が咲かない原因
期待していたのに咲かない…なんだか花数が少ない…。そんな時に見直したいのが、「剪定時期」と「日当たり」です。
まず、剪定時期を誤ると花が咲かない原因になります。というのも雲南黄梅は夏に翌年の花芽を作るため、剪定時期が遅れると花芽を切り落としてしまうんです。
剪定は花後早めのタイミングで。時期を間違えないように注意しましょう。
また、雲南黄梅は日当たりが悪いと花付きが悪くなります。基本的には日当たりの良い場所で管理してくださいね。