シャコバサボテンの育て方!花が咲かない原因・葉摘み方法など

シャコバサボテンの基本情報

秋から冬にかけて赤やピンクの花を咲かせるシャコバサボテン。ポインセチアやシクラメンと並んで冬の時期に重宝される代表的な植物ですね。

クリスマスカクタスやデンマークカクタスなどとも呼ばれています。

花色は赤やピンクオレンジ、薄紫や薄ピンクなど豊富で、満開に咲くと圧巻!その鮮やかさで、花が少なくなりがちな冬の時期を彩ってくれますよ。

学名Schlumbergera truncata
別名クリスマスカクタス/デンマークカクタス/カニバサボテンなど
科属サボテン科/スクルンベルゲラ属
分類多年草(多肉植物)
耐寒性・耐暑性耐寒性弱め/耐暑性普通
開花11月~3月ごろ
用途鉢植え

シャコバサボテンの育て方

丈夫で育てやすく、初心者の方にもおすすめのシャコバサボテンですが、より花を楽しむためにはポイントがあります。

そこでここからは、植え付け用土や肥料など、基本の育て方について詳しくお伝えしていきますよ。

シャコバサボテンの植え付け用土

その名の通りサボテンの仲間で、水はけと通気性の良い環境を好みます。植え付ける際は、水はけの良さに注意しましょう。

シャコバサボテン専用の用土が市販されているので、それを用いるのが簡単ですよ。

シャコバサボテンの肥料

肥料は4月~6月ごろに。この期間中はまず、月に1回くらいのペースで緩効性の化成肥料を与えます。

さらに10日に1回くらいのペースで液体肥料も与えるといいでしょう。

なお花芽がつく秋ごろには肥料が切れている状態が望ましいので、夏以降の追肥は必要ありません。

シャコバサボテンの管理場所

シャコバサボテンの花を上手に咲かせるためには、管理する場所も大切です。

春~秋にかけては屋外での管理がおすすめ。ただし梅雨は雨を避け、夏は直射日光が当たらないような風通しの良い日陰などに移動してください。

秋~冬は室内で。寒さに強くないので、注意してくださいね。

なお、シャコバサボテンは日照時間の変化を感じ取って花を咲かせる短日植物でもあります。

秋に花芽を付けますが、1日の日照時間が12時間以内の状態を1か月続く花芽を付けないため、室内などの1日中明るい場所では上手に開花できません。

さらに花芽を付けるには温度も重要で、20度以下~10度以上が望ましいです。管理する室温が高すぎても花芽を付けにくいので、気を付けましょう。

シャコバサボテンの植え替え

健康に育てるために、定期的な植え替えが必要です。

植え替え時期は4月ごろ。新しい土を用意し、だいたい2年に1回くらいのペースで行ってくださいね。

シャコバサボテンの葉摘み方法と時期

シャコバサボテンの葉摘みは、春と秋の2回。

春の葉摘みは4月ごろ。この時期に行うことで、全体のバランスを整えられます。

だいたい下に3~5節残るよう、上から2節くらいの部分を摘み取るといいでしょう。こうすることで、新しい葉が増えやすくなりますよ。

秋の葉摘みは、9月ごろ。この時期は花芽をつける時期ですが、新芽には花芽を付けません。

キレイな花を楽しむためにも、秋にまだ新しい葉が成長しているようであれば、新芽の部分を摘み取ってあげましょう

シャコバサボテンの花が咲かない原因は?

「楽しみにしてたのに花が咲かない!」なんてこともありますよね。実は筆者である私もかつて経験しました…。

そこでここからは、咲かないときにチェックしたい2つの原因と対策をご紹介していきます。

短日処理ができていない

シャコバサボテンは、秋に日が短くなると花芽を付ける短日植物。夜まで明るい環境では花芽の付きが悪くなります。

つまり、これが上手くできていないと蕾がつかないので花が咲かない原因になります。

詳しくは「シャコバサボテンの管理」の項目で記載していますが、花芽が付き始める秋ごろには1日の日照時間が12時間以内であり、なおかつ気温は20度以下~10度以上が理想です

ちなみに筆者である私も家でシャコバサボテンを育てていますが、買ったばかりの当初、遅くまで電気をつけている部屋に置いていて失敗しました。

電気の明かりでも影響してしまうため、夜遅くまで明るい場所は避けるのがおすすめですよ。

難しい場合は、夜になったらダンボールを被せるなどして、完全に暗い状態を作ってあげるのもいいですね。

葉茎が成熟していない

シャコバサボテンは成熟した葉茎にしか花芽を付けません。秋以降に伸びてきた新芽には蕾がつかないため、花が咲かない原因になるでしょう。

もし花が咲かない場合は、チェックしてみてくださいね。

これを防ぐためには、秋の葉摘みが大切です。

詳しくは「シャコバサボテンの葉摘み方法と時期」の項目でもご紹介していますが、9月ごろの秋に新しい葉が成長しているようであれば、新芽の部分を摘み取りましょう。

シャコバサボテンの花言葉と誕生花

シャコバサボテンの花言葉は、「美しい眺め」「ひとときの美」など。

また12月10日の誕生花でもあります。

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