ネモフィラを種から育てる!発芽から定植まで画像付きで紹介!

ブルーの可憐な花を咲かせるネモフィラ。ひとつひとつはちいさいものの一面に咲く姿は圧巻で、茨城県の国営ひたち海浜公園とかが有名ですよね。

私もそんなネモフィラに憧れてたくさん育てようと思ったものの、苗で買うと高い!!(笑)我が家の近くのお店で昨年見かけたときは、1苗300円くらいしたんです…。

そこで気合を入れて種を購入!庭をネモフィラ畑にするべく、100鉢分の苗を目指して育ててみました!

なおネモフィラの基本情報や育て方、花言葉などは以下の記事でご紹介しているので、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。

ネモフィラの種まき

まずは善は急げとネモフィラの種まき!ネモフィラの種まきは9月~10月ごろ、発芽温度は15度~20度くらいとされてるけど、私は思い立つまま11月13日に種まきです(笑)

ちょっとこの辺の写真を撮り忘れちゃったんですけど、育苗トレイに種まき用土を入れネモフィラの種をパラパラとまいたら、薄く土を被せるだけですね!

このとき直接花壇やプランターにまいてもいいんだけど、寒さが心配なのと今回は苗をたくさん作っていろんな場所に植えるのが目的なので、育苗トレイを使用。

また私は11月に遅めの種まきをしたので、野菜農家の利点を活かしハウスへ入れて管理しています。

とはいえ我が家のハウスは暖房機能などの無いただのビニールハウスなので、もしかすると園芸用として市販されているビニール温室でも代用できるかも…?(試してないので不明)。

約3週間で種が発芽!

発芽したネモフィラ

種まきから約3週間経過した12月4日、ようやく発芽を確認!予定では2週間くらいで発芽するはずだったけど、思ってたより時間が掛かりました。

というのも実はいろいろ事情があって、最初はピクリとも進展がなかったんですよね…。こりゃダメかなと思ってたある日、見かねた農家の両親が新聞紙を被せておいてくれたんです。

「種ってのはこうやるもんだ」と(笑)

そこからは早くて、1週間ほどであっという間に発芽しました。調べたらネモフィラの種は光を嫌う嫌光性だそうで、日当たり抜群なところは良くなかった様子…

また新聞紙を掛けておけば湿度も保てて少しは暖かくなるので、これも良かったのかなと思います。

野菜の種だと新聞紙をよく掛けるのは知ってたけど、盲点でした。というか私のリサーチ不足ですね…。

ネモフィラを植え替える

発芽したネモフィラ

発芽を確認してからさらに2週間後の12月18日、いよいよ育苗用のビニールポットへ植え替えます

種が入っていた袋の説明によると間引くのがセオリーみたいだけど、間引くなんてもったいない!そもそも今回私が目指してるのは100鉢分の苗なので、間引きゼロでいきますよ!(笑)

ということで間引きをしない代わりに、育苗用のビニールポットへ植え替えです。

まずは育苗用のビニールポットを用意。よく野菜や花の苗を買うと入っているあのポットですね。自宅に保管してあった分では足りないので買い足しましたが、100個入りで200円~300円くらいでした。

そしてネットを切ってビニールポットの底に敷き、種まき用土を入れます。ちなみに私は種まき用土を使ったけど、種まきじゃないので普通の培養土でも大丈夫かもしれません(真偽不明)。

あとはこんなふうに小さな苗を1本ずつ移植していくだけです!

育苗ポットへ植え替えたネモフィラ

とはいえこれがまた手間!苗が小さいから竹串などを駆使して根を傷つけないよう引き抜いて植え替えたんだけど、すっごく面倒くさい!結局1日では終わらず、数日掛けてコツコツ植え替えました。

そうして作り上げた数150鉢以上!!

育苗ポットへ植え替えたネモフィラ

もちろん移植に失敗したり途中でダメになるものもあると思うけど、このままいけば100鉢の目標は達成できそうです。

ちなみに最初は「ちょっと植え替えには小さ過ぎたかな?」と心配してたけど、今にして思えばこれで正解かも?

というのもネモフィラの根は直根性!メインとなる太い根を傷つければアウトの可能性が高いんです。

苗が大きくなってからだと引き抜くのも大変なので、早めに植え替えておいてよかったと思います。

植え替えたネモフィラの経過観察

ここからはひたすら経過観察。水やりを行いながら、あとはただ成功を祈るのみです!!

ちなみにこの経過観察はリアルタイムで進行中なので、進捗があればどんどん更新していきます。

12月23日のネモフィラ(発芽から20日経過)

ネモフィラの苗

すべての植え替えが終わってから数日、小さすぎてわかりにくいけどこんな感じ。この時点で植え替えに失敗したと思われる数鉢が脱落したけど、思ってたより成功率高めな様子です。

1月8日のネモフィラ(発芽から36日経過)

ネモフィラの苗

年をまたいで翌1月8日。気が付けばネモフィラらしい葉になり、ずいぶん貫禄がでてきました

年末寒波がすごかったので心配してたけど、元気そのものですね。3~4鉢脱落したものの、まだまだ許容範囲内です。

余談だけど、実をいうと最初は「これ草じゃないよね…?」とか思ってたんです。でもここまで育つとネモフィラだってちゃんとわかりますね(笑)

1月21日のネモフィラ(発芽から49日経過)

ネモフィラの苗

そして1月21日。さっきの写真と見比べると、ちょっとずつ苗が大きくなってきています。

脱落した鉢も数鉢で、あとは元気そう。150鉢以上あったので、このままのペースなら100鉢は目指せるんじゃないかな。

ネモフィラの苗

ちなみに映りきらなかったけど、全景はこんな感じです。

3月2日のネモフィラ(発芽から89日経過)

蕾のついたネモフィラ

ちょっと間を置いたうちに、あっという間に蕾が!まだ蕾をつけてない苗も多いものの、もう少しで咲きそうな苗もあったりして、見ているだけでワクワクします(笑)

またさすがにここ最近暖かくなってきてハウス内では暑くなったので、物置の軒下へ移動しました。遅霜がちょっと心配なので、定植はお彼岸辺りに予定してます。

3月10日のネモフィラ(発芽から97日経過)

ついに、ついにこの日が!ネモフィラが開花しました!!

開花したネモフィラ

全景を取り忘れてしまったんですが、大きな苗だけでも100鉢はありそう。成長の遅い苗を入れると、120鉢くらいでしょうか。

ここまでで経過観察は一旦終了!いよいよ週末辺りに定植を予定してます!

いよいよネモフィラを定植!

発芽から103日経過した3月16日、ついに待ちに待った定植。かなりたくさんの苗ができたので、花壇やプランターなどあれこれ植えていきますよ!

ちなみに私が使用した植え付け用土ですが、プランターは市販の培養土、花壇は事前に石灰と腐葉土を少し混ぜ込んでみました

定植したネモフィラ
定植したネモフィラ

複数ある花壇の縁取りに使ったり、ベランダや玄関ポーチに並べるようにプランターに植えたり。数が多い分、楽しみ方の幅も広がりました。

そもそもこれだけの数を苗で買おうとしたら、高額すぎて私には買えなかったと思うので、種まきをして良かったなと思います(笑)

3月30日、定植したネモフィラのその後…

最後に、定植から約半月経過した3月30日の様子。発芽から数えると、117日目ですね。

定植後のネモフィラ

定植後のネモフィラ

枯れていないので、ちゃんと根もついた様子。しかも定植時と比べると、大きくなっています!

定植前はポットの中で窮屈そうだったのですが、広い場所に植え付けて伸び伸び育っています。

ネモフィラを育てた感想と改善点!

ここまでネモフィラの種まきから経過観察、定植までの記録をご紹介してきました。

やってみた感想としては、間引きゼロのため植え替えや定植など手間はかかったものの、それ以外は簡単で楽しい経験でした。なにより大量のネモフィラが作れて花壇を彩れたのでよかったです!

また改善したいところもいくつかあって、こちらは自分用のメモも兼ねて以下にまとめています。

【改善点1】次回から育苗トレイの穴1つに対し1粒ずつまく
1つの穴に複数の芽が出ると、植え替え時に引き抜いて1本ずつばらさなければならなかった。そこで1つの穴に対し1粒ずつまくことで、そのまま土ごと植え替えでき手間を減らせる。

【改善点2】種まき時の育苗トレイを変更

今回使った育苗トレイは比較的柔らかい素材でできており、底の穴も小さいタイプ。発芽した小さな苗を土ごと取り出そうとしても取り出しにくかった。
そのため固めの素材で底穴の大きいタイプにする。とくに底穴が大きければ底穴から指先を入れて下から土を押し出せるので、取り出しやすくなる。

今回のチャレンジでは1つの穴に複数種まきしたせいで1本ずつばらして植え替えなきゃいけなかったし、育苗トレイから取り出しにくいのもあって手間がかかったんですよね。

そこでこの改善点1と改善点2を合わせれば、土ごとすっぽり取り出してビニールポットに植え替えるだけなので、簡単になりそうだなと。

あくまで個人的な感想ですが、次回ネモフィラの種まきをするときは、この2つを試してみる予定です!

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