ワイヤープランツが枯れる原因は?冬越し・夏越し方法など育て方紹介

ワイヤープランツの基本情報

細い茎に小さい葉を付けるワイヤープランツ。タデ科/ミューレンベッキア属の植物で、葉に斑入りのものなどもあります。

比較的育てやすいため初心者さんにもおすすめで、単体で楽しむのはもちろんのこと、他の植物と寄植えにしてもいいですね。

そんなワイヤープランツですが、実は小さな花も咲きます。5月~8月ごろにかけて花が咲くので、ぜひ見つけてみてくださいね。

科属タデ科/ミューレンベッキア属
分類低木/観葉植物
耐寒性・耐暑性耐寒性普通~やや強め/耐暑性強め
開花5月~8月ごろ
用途鉢植え/地植え/寄せ植えなど

ワイヤープランツの育て方

まず最初に、基本的な育て方をご紹介。「植え付け」「肥料」「植え替え」などそれぞれ順にお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう

ワイヤープランツの植え付け

時期は4月~6月ごろ、または9月~10月ごろ。

日陰でなければ大丈夫ですが、基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みます。室内管理であれば、日当たりのいい窓際などを選びましょう。

このとき夏の直射日光や、冬の霜・寒風は避けてくださいね。

用土は、水はけ・通気性ともに良いものを。鉢植えなら市販の草花用培養土が使えます。

地植えの場合は、あらかじめ堆肥または腐葉土を混ぜ込んでおくといいでしょう。

ワイヤープランツの肥料

まず植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込むのがおすすめ(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。

その後の追肥は、基本的にはなくても育ちます。ただし大きく育てたい場合や、肥料不足で元気がない場合などは与えるといいでしょう。

時期は真夏を避けた春~秋にかけて。2週間に1回ペースで液体肥料を与えるか、2ヶ月に1回ペースで緩効性化成肥料を与えるのがおすすめです。

ワイヤープランツの植え替え

鉢植えしている場合、植えっぱなしだとそのうち根詰まりしてしまいます。トラブルを避けるためにも、定期的に植え替えを行いましょう。

時期は4月~6月ごろ、または9月~10月ごろ。2年~3年に1回くらいを目安に、様子を確認しながら適宜植え替えてくださいね。

ワイヤープランツの冬越し方法

耐寒温度は-5℃~0℃程度。寒さに弱いわけではありませんが、霜や寒風に当たった場合は葉が落ちてしまいます。

また土が凍結すると枯れる可能性があるので注意してくださいね。

これらを踏まえ、冬場は室内での管理がおすすめ。日当たりがよく、かつ暖房の風が直接当たらない場所で管理するといいでしょう。

地域によっては屋外でも冬越しできますが、この場合でも霜や寒風を避けられる場所に移動しましょう。

なお葉が落ちてしまっても株が枯れていなければ、また春に芽吹いてくるはずですよ。

ワイヤープランツの夏越し方法

耐暑性も比較的強く育てやすいものの、高温多湿は苦手です。風通しの良いところに置くなど、蒸れには注意しましょう。

また夏の直射日光に当てるのもNG。夏の間は屋外なら半日陰や明るい日陰など、室内ならレースのカーテン越し移動するなど、置き場所の工夫が必要です。

そのほか、夏は水切れしやすいので水やりにも要注意。室内で管理している場合は冷房の風が直接当たらない場所に置くといいですね。

ワイヤープランツが枯れる原因は?

「大切に育てていたのに枯れてしまった…」「なんだか元気がない」なんてこともあると思います。

ワイヤープランツが枯れる原因としてよく考えられるのが、「水切れ」「多湿」「冬の寒さ・霜・寒風」「真夏の直射日光」「真夏の肥料」「根詰まり」の6つ

ここでは順にご紹介していくので、当てはまっているものがないかチェックしてみてくださいね。

水切れ・乾燥

水切れすると葉が落ちるのはもちろん、放っておくと枯れてしまいかねません。

葉が黄色くなったら、水切れしている可能性が高め。乾燥に弱い植物なので、水切れさせないよう水やりはきちんと行いましょう。

また室内管理の場合、冷暖房の風によって葉が乾燥することがあります。風が直接当たらない場所に置くのはもちろん、必要に応じて霧吹きで葉に水を与えるのもいいですね。

多湿

水切れもダメですが、実は多湿にしすぎるのもダメ。必要以上に水を与えすぎると根腐れを起こしたり、枯れる原因に繋がります。

水やりを適切に行うのはもちろん、水はけの良い土に植え付けるといいでしょう。

また高温多湿に弱いため、風通しの良い場所で管理し蒸れを防ぐのも大切です。

冬の寒さ・霜・寒風

ワイヤープランツはそこまで寒さに弱い植物ではありません。耐寒温度は-5℃~0℃程度といわれています。

ただし当然ながらこれを下回るような寒さはNGですし、土が凍結すると枯れてしまいかねません。

また霜や寒風に当たった場合は葉が落ちてしまいます。生きていればまた春に芽吹いてきますが、元気に育てるためにも適切な冬越しが大切です。

ワイヤープランツの冬越し方法」の項目でご紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

夏の直射日光

日光を好むものの夏の直射日光はNGです。葉焼けを起こし、株が弱る可能性もあるので気を付けましょう。

ワイヤープランツの夏越し方法」の項目でもご紹介している通り、夏の間は直射日光を避けた半日陰や明るい日陰などへ移動するのがポイント。

室内ならレースのカーテン越しに置くなど、管理場所を変えてくださいね。

真夏の肥料

肥料を与えるのは悪いことではありませんが、時期には注意が必要です。

追肥を行う場合、真夏を避けた春~秋にかけて。真夏に肥料を与えてしまうとかえって弱ったり、最悪の場合枯れてしまう原因になるので注意しましょう。

詳しい肥料の与え方などについては「ワイヤープランツの肥料」の項目でご紹介しているので、ぜひご覧ください。

根詰まり

鉢植えのまま長く放っておくと、根詰まりしてしまいます。すると水切れしやすくなったり、トラブルの原因になるので注意しましょう。

ワイヤープランツの植え替え」の項目でもご紹介している通り、鉢植えで育てている場合は様子を見ながら定期的に植え替えを行ってくださいね。

タイトルとURLをコピーしました