シロタエギクの基本情報
白い毛で覆われた見た目が美しく、シルバーリーフとして有名なシロタエギク。漢字では白妙菊と書きます。
耐寒性が高く扱いやすいので、冬場のガーデニングにもぴったり。和風から洋風まで、さまざまなお花と合わせられるでしょう。
一般的には葉を楽しむことが多い植物ですが、切り戻しせず育てると黄色い花を咲かせます。
学名 | Senecio cineraria |
---|---|
別名 | ダスティーミラー(Dusty Miller) |
科属 | キク科/キオン属(セネシオ属) |
分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性普通 |
開花 | 6月~7月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え/寄せ植え |
シロタエギクの育て方
単体での活躍から寄せ植えの脇役まで、幅広く重宝するシロタエギク。活用の幅が広く人気の植物ですよね!
ここからはそんなシロタエギクの育て方についてご紹介していくので、さっそく見ていきましょう!
シロタエギクの植え付け
シロタエギクの植え付けは、おおむね一年を通して可能。ただし7月~8月の真夏は避けたほうがいいでしょう。
日当たりと風通しのいい場所・水はけのいい土を選ぶのがポイントです。日当たりが悪いと自慢のシルバーリーフが緑色っぽくなってしまうので注意してくださいね。
鉢植えの場合なら市販の草花用の培養土でOK!もし自身で土を配合するなら、赤玉土6:腐葉土4くらいの割合がいいですね。
シロタエギクを庭に地植えする場合は、腐葉土などを混ぜ込んでおくのがおすすめ。もし水はけの悪い場所であれば、川砂などを混ぜ込むのもおすすめですよ。
シロタエギクの肥料
シロタエギクの肥料では、まず植え付け時の元肥として鉢植え・地植え共に緩効性化成肥料を与えます(元肥配合の培養土を使った場合は不要です)。
以降の追肥では、生育期の3月~10月ごろに。2か月に1回くらいのペースで緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。
シロタエギクの植え替え
シロタエギクを鉢で育てている場合、植え替えも必要です。適期は春と秋ごろで、根づまりしている様子があれば、植え替えを行いましょう。
植え替えるときは一回り大きな鉢へ。根鉢を崩して古い土を落としたら、新しい用土に植え替えてくださいね。
シロタエギクの増やし方
シロタエギクは挿し木で増やすことができます。春~初夏と秋ごろがおすすめですよ。
やり方は簡単で、まず茎を10cm程度に切ったら、下のほうの葉を取り除いて挿し穂とします。このとき、切り戻した茎を使うのもいいですね。
あとは挿し木の用土に挿しておくだけ。水切れに注意し、風通しのいい日陰で管理ましょう。
上手くいけばだいたい1か月ほどで根が出るはずですよ。
シロタエギクが伸びすぎ!切り戻し方法
シロタエギクを育てていると気になってくるのが、伸びすぎ問題!
筆者である私も庭植えして何もせずにいたら、あっという間に好き放題伸びて巨大化してしまったことがあります…(笑)
この伸びすぎを防ぐためには、定期的に切り戻しを行うのがおすすめ。丈はだいたいお好みで問題ないでしょう。
またシロタエギクは花を咲かせてしまうと株が弱ってしまいがちなので、蕾があれば下の節で切ってしまうのもポイント。
もちろん花を楽しみたい場合は蕾を育ててもいいのですが、株が弱ると夏越しも難しくなってしまうため、注意してくださいね。
シロタエギクが枯れる原因と対処法
耐寒性があり冬でも育てやすいシロタエギクですが、育て方によっては枯れてしまうことも十分あり得ます。
シロタエギクが枯れたときに考えられる原因はいくつかありますが、今回は2つご紹介しますね。
まずひとつ目の原因が、高温多湿。
シロタエギクは夏の暑さにもある程度は耐えられるものの、高温多湿は苦手。風通しの悪い場所や水はけの悪い土に植えていると、蒸れて夏場に枯れてしまいかねません。
またシロタエギクを寄せ植えしている場合、水やり頻度の異なる植物と一緒に植えてしまうとシロタエギクにとって水の与えすぎになってしまう可能性もあるでしょう。
そのため植え付ける場所や用土、寄せ植えする植物選びには注意してくださいね。
ふたつめの原因が、夏越しの失敗。
先ほどと少し似ていますが、シロタエギクは高温多湿が苦手。そのため夏場には注意が必要です。
とくに注意したいのが、花を咲かせた場合です。というのもシロタエギクは花を咲かせると株が弱ってしまいがちで、夏に枯れてしまう可能性があるんです。
そのため「シロタエギクが伸びすぎ!切り戻し方法」でご紹介したように切り戻しを行うといいでしょう。
シロタエギクの花言葉と誕生花
シロタエギクの花言葉は、「あなたを支える」「穏やか」など。
また1月23日・1月31日・11月12日などの誕生花でもあります。