カサブランカの基本情報
純白の大きな花に、いい香りが特徴的なカサブランカ。気高い見た目から難しいイメージがありますが、実は比較的に育てやすい植物です。
かくいう私も数年前から毎年育てていて、大好きな植物のひとつなんですよ!
育てて楽しむのはもちろん、贈り物としても喜ばれるお花なので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてくださいね。
学名 | Lilium ‘Casa Blanca’ |
科属 | ユリ科/ユリ属 |
分類 | 多年草(球根植物) |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性やや弱め |
開花 | 6月~8月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え/切り花 |
カサブランカの育て方
ここからは、基本の育て方をご紹介。「植え付け」「肥料」「花後の管理」「植え替え」など、順にお伝えしていきます。
球根の植え付け
時期は10月~11月ごろ。球根を入手したら早めに植え付けましょう。
このとき、強い直射日光が苦手な植物なので、西日を避けた半日陰などに植え付けるのがおすすめですよ。
用土は水はけの良いものを。鉢植えの場合は、市販の培養土も使えます。自分で配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:パーライト1などが向いているでしょう。
球根2個~3個分の深さを目安に植え付けてくださいね。
花壇などに地植えする場合、2週間前に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。その後さらに腐葉土も混ぜ込んでおきましょう。
球根同士の間は15cm程度空け、球根2個~3個分の深さを目安に植え付けてください。
カサブランカの肥料
まず植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥配合の培養土を使った場合は不要です)。
その他の追肥は、鉢植えなら春の芽が出たころ~開花後の8月中旬くらいにかけて。だいたい1週間~10日に1度くらいのペースで液体肥料を与えましょう。
地植えの場合は、芽が出たころと花が終わった後に緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。
カサブランカの花が終わったら
花が終わったら、来年のために球根を育てなければなりません。そのため、早めに花首をカットしましょう。
このとき、地際から切るのはNG。光合成が出来なくなってしまうので、必ず茎や葉を残します。
切り花にする場合も、なるべく茎や葉を残すように切り取ってくださいね。草丈の半分以上は茎を残すのがポイントです。
そして、自然に葉が枯れるまで今まで通り管理してください。
球根の掘り上げ・植え替え
9月~11月くらいになると葉っぱが黄色くなってくるので、頃合いを見て球根を掘り起こしましょう。掘り上げた球根は放置せず、すぐ植え替えてくださいね。
万が一11月になっても葉が枯れていない場合は、枯れるのを待たず時期が遅くなる前に掘り上げます。
植え替えのペースは、鉢植えなら1年に1回、地植えであれば2年~3年に1回が目安。鉢植えなら新しい用土を用いて、地植えなら違う場所に植え替えます。
またこのとき、掘り上げた球根は殺菌消毒してから植え付けるのがポイントですよ。
カサブランカは植えっぱなしできる?
カサブランカは植えっぱなしにできるのか否か。結論としては、庭植えなら可能です。
鉢植えの場合は植えっぱなしNG。1年に1回、時期が来たら植え替えてくださいね。
また地植えの場合でも、目安は2年~3年程度です。あまり長期間植えっぱなしでいると連作障害など悪影響を及ぼす可能性があるので、2年~3年に1回は植え替えるといいでしょう。
カサブランカの花言葉と誕生花
カサブランカの花言葉は、「純白」「高貴」「威厳」など。
また11月6日・12月21日などの誕生花でもあります。