リコリスの基本情報
リコリスはヒガンバナ科の球根植物。数年植えっぱなしでよいため、比較的に育てやすい植物ですね。
よく自生しているのを見かけるヒガンバナ(彼岸花)もこのひとつで、ほかにもシロバナマンジュシャゲやナツズイセン、ショウキランなど、さまざまな種類があります。
なおリコリスには毒性があるため、誤って口にしないように注意してください。
学名 | Lycoris |
科属 | ヒガンバナ科/ヒガンバナ属(リコリス属) |
分類 | 多年草(球根植物) |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め(種類によりやや異なる)/耐暑性強め |
開花 | 8月~10月ごろ |
用途 | 地植え/鉢植え |
リコリスの育て方
それではまず、基本の育て方をご紹介。「球根の植え付け」や「肥料」「植え替え」などそれぞれ順にお伝えしていきます。
球根の植え付け
時期は7月〜8月ごろ。日当たり(半日陰でも可)と風通しの良い場所、水はけの良い土を選びましょう。
なお夏に葉がなくなり休眠する場合は、夏の間は日陰がおすすめ。また過湿状態はNGですが、極端な乾燥も苦手なので、気を付けてくださいね。
植え付ける際は、鉢植えならだいたい6号鉢に4球~5球程度。用土は市販の草花用培養土が使えます。自身で作るなら赤玉土7:腐葉土3などがいいですね。
庭に地植えする場合は、株間は10cm~20cm程度。あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでから植え付けましょう。
リコリスの肥料
あまり多くの肥料を必要としない植物です。与えすぎには注意しましょう。
まず植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
追肥を与える場合は葉が茂っている時期に。株元に化成肥料を少量施すといいでしょう。
リコリスの植え替え
数年植えっぱなしで育てられる植物です。
植え替えを行う場合、時期は7月~8月ごろ。株が混み合ってきたら分球も兼ねて植え替えをしましょう。
リコリスの花が咲かない原因は?
花が咲かない理由はいくつかありますが、よく考えられる原因として「植え付けた年」「日照不足」「性質」の3つが挙げられます。
ここでは順にお伝えしていきますね。
原因1:植え付けた年
球根を植え付けた年の場合、その年は花が咲かないことがあります。翌年から花が咲くことも十分考えられますので、あきらめずに育ててみてくださいね。
原因2:日照不足
半日陰などであれば問題りませんが、あまりに日当たりの悪い場所では花が咲かない原因になります。管理場所には注意してくださいね。
なお夏に葉がなくなり休眠する場合は、夏の間は日陰がおすすめです。
原因3:性質
実はリコリスは少し気まぐれな植物でもあります。そのため場合によっては咲く年と咲かない年があるようです。
無理に掘り上げず、気長に待ってみてくださいね。