バコパ(ステラ)の基本情報
寄せ植えやグランドカバーの素材として人気が高いバコパ。別名ステラとも呼ばれる、オオバコ科の草花です。
小さな可愛らしい花もポイントで、真夏には開花が少なくなるものの、秋には再度花が咲いていきます。
またバコパは小花が一般的に多いのですが、品種改良で少し大きめの花が咲くものも流通しているんですよ。
別名 | ステラ |
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学名 | Sutera |
科属 | オオバコ科/ステラ属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性比較的強め/耐暑性やや弱め |
開花 | 3月~6月/9月~11月 |
用途 | 鉢植え/地植え |
バコパ(ステラ)の育て方
そんなバコパですが、上手に育てるためにはいくつかポイントがあります。ここからはそれぞれ詳しく育て方をご紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
バコパの植え付け
バコパの植え付けは、3月~5月か9月~10月ごろが適期。植え付け場所は日当たりと風通しがよく、かつ雨に当たらない場所がおすすめです。
鉢植えしているなら夏は半日陰、冬は室内など、季節ごとに置き場所を工夫してくださいね。
また植え付ける用土は、水はけのいい土がベスト。地植えであれば事前に腐葉土を混ぜ込んでおくといいでしょう。
鉢植えの場合は赤玉土と腐葉土、ピートモスを5:3:2くらいで混ぜたものが向いています。
バコパの肥料
バコパは開花時期が長いので、肥料が欠かせません。
まず植え付け時に元肥として緩効性化成肥料を与えます。以降地植えの場合は追肥は不要です。
鉢植えの場合は3月~10月の間にかけて緩効性化成肥料を追肥として与えてください。
バコパの花がら摘み
バコパの花が終わったら、そのままにせず花がらを摘み取ってください。そのままにしておくと株が蒸れたり、病気の原因にもなりかねないので、こまめにお手入れしてあげてくださいね。
バコパの摘芯・切り戻し
バコパの摘芯・切り戻しにはいくつかタイミングがあります。ここではそれぞれご紹介しますね。
まずバコパは生育期間中などに摘心します。摘心することによって新しいわき芽が伸び、花数も増えておすすめです。
次に風通しを良くするため、夏前の6月ごろに1/2ほどの高さに切り戻しをします。これはバコパを夏越しさせるためで、風通しを良くし上手く管理できれば、秋にまた花が見られるはずですよ。
バコパ(ステラ)の増やし方
バコパは「挿し木(挿し芽)」・「種まき」・「株分け」で増やすことができます。
挿し木で増やす場合
バコパを挿し木で増やす場合、固い茎を使用します。ちょうどいい茎を選んだら5cmくらいににカットし、挿し穂を作りましょう。
あとは市販の挿し木用土などに挿していくだけ。発根後、根がよく生えたタイミングで定植します。
種まきで増やす場合
種まきの適期は3月~5月ごろ。バコパの種はとても小さいので、育苗ポットなどが必要です。
具体的な手順としては、育苗ポットにピートモスなどを入れて、ばらまいていきます。そして覆土はせずに、受け皿に水をためて底から給水させてください。
本葉が3枚程度になったら、鉢または地面に定植しましょう。
株分けで増やす場合
バコパの株分けをする場合、まずはバコパを掘り起こし、株を均等に分けます。株を分けるときにナイフを使う場合は、新しいものか必ず消毒を行いましょう。
あとはいつも通りに植え付け・管理してください。
バコパ(ステラ)の寄せ植えのポイント
バコパを寄せ植えにする場合は、前面に配置するのがおすすめです。
またバコパは茎が柔らかく垂れてくるので、ハンギングバスケットの端から垂らして育てるのもいいでしょう。
バコパにはどの花でも良く合いますが、大き目の花を咲かせるパンジーやビオラとの相性も抜群で、見た目もおしゃれですよ。
バコパ(ステラ)は北海道などの寒冷地でも越冬できる?
バコパは比較的に寒さには強いものの、霜や凍るほどの寒さは苦手です。そのため北海道などの寒冷地の場合、屋外での越冬は難しいでしょう。
もし北海道などの寒冷地で冬越ししたい場合は、室内に管理に切り替えるのが無難。そのため最初から移動しやすいような鉢植えにしておくと安心ですよ。
バコパ(ステラ)の花言葉と誕生花
バコパの花言葉は、「小さな強さ」「心が和む」「家族」などです。
また1月16日の誕生花でもあります。