こぼれ種でも育つ?センニチコウ(千日紅)の育て方!

センニチコウ(千日紅)の基本情報

ぽんぽんとした見た目が可愛いセンニチコウ(千日紅)。夏に人気の一年草で、漢字で「千日紅」と書くとおり長い間楽しめるのが魅力のひとつです。

ちなみにこの鑑賞している部分は苞葉(ほうよう)と呼ばれるもので、花ではないんですよ!

色も豊富で、紫やピンク、赤や白など好みに合わせて楽しめるでしょう。

また同じ仲間に多年草タイプのキバナセンニチコウ(黄花千日紅)もあります。

なおこの記事では、一般的に一年草とされるセンニチコウについて紹介しています。キバナセンニチコウについてはこちらの記事をどうぞ!

学名Gomphrena globosa
科属ヒユ科/センニチコウ属(ゴンフレナ属)
分類一年草/多年草(種類により異なる)
耐寒性/耐暑性耐寒性弱め/耐暑性強め
開花7月~11月ごろ
用途鉢植え/地植え/切り花など

センニチコウ(千日紅)の品種

園芸初心者の方におすすめなセンニチコウですが、品種によって魅力が異なります。

そこで今回は「バディーシリーズ」と「ネオンシリーズ」の2つをピックアップ。どちらも違った魅力があるので、ぜひ参考にしてくださいね!

センニチコウ/バディーシリーズ

わい性で、そこまで大きくならず育ってくれるコンパクトタイプのセンニチコウ。鉢植えでも育てやすいタイプですね。

花付きがいいのはもちろん、高温多湿にも強めなので夏のガーデニングで重宝。花の色も数種類あるので、選ぶのもワクワクしますね!

センニチコウ/ネオンシリーズ

センニチコウの中でも、高性品種であるネオンシリーズ。草丈が80cmほどになり茎も丈夫なので、切り花にもおすすめの品種ですね。

今流行りのドライフラワーやアレンジメント、花束作りにも使えておすすめですよ!

センニチコウ(千日紅)の育て方

開花期間が長く夏に大人気のセンニチコウ。そんなセンニチコウの育て方をご紹介。種まきや植え付け、肥料や水やりなど、それぞれ詳しく紹介していきます。

センニチコウ(千日紅)の種まき

センニチコウが発芽するためには、ある程度の温度が必要。発芽適温が20度~25度程度なので種まきは気温に気を付け、だいたい5月ごろがいいでしょう

セルトレイなどを使って種まきしたら、軽く土をかぶせます。以降は発芽するまで土を乾かさないでくださいね。

発芽後に本葉が2枚~3枚程度になったらポット上げして育て、6枚ぐらいになったタイミングで定植です。

センニチコウ(千日紅)の植え付け

センニチコウの苗を植え付けるなら、5月~8月ごろ。種から育てた場合は、本葉が6枚前後になったら定植していきましょう。

ただし多湿環境はあまり好きでないので、雨が続くような梅雨時期は避けたほうが無難です。

実際に植え付ける時は、水はけが良い土と日当たりのいい場所に

センニチコウを鉢植えする場合、水はけが良ければ市販の草花用培養土でOK。自身で作る場合は、赤玉土6:腐葉土3:川砂1や、赤玉土6:腐葉土4など、水はけを意識するといいでしょう。

地植えの場合は、植え付ける場所の排水性が良くなるよう腐葉土などを混ぜ込むのがおすすめです。

センニチコウ(千日紅)の肥料

センニチコウの肥料は、まず元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

以降の追肥では、開花期間中にかけて1か月に一度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。

なお基本的にセンニチコウは、追肥をしなくても育ちます。与えすぎると葉ばかりになるので、注意ですよ。

とはいえ肥料切れも生育が悪くなってしまうので、追肥は様子を見ながら行うといいですね。

センニチコウ(千日紅)の水やり

センニチコウは多湿を嫌うので、与えすぎには要注意。多湿状態が続くと、病気になって枯れる原因にもなりかねません。

植え付け後根付いてからは、地植えなら雨任せでOK。雨不足や極端に乾燥したときを除き、基本的に水やりは不要です。

鉢植えの場合は、表土が乾いたタイミングで与えるといいでしょう。

センニチコウ(千日紅)はこぼれ種でも育つ?

結論から言うと、こぼれ種で育つ可能性はあります!環境があっていれば、こぼれ種から育って翌年も楽しめる可能性があるでしょう。

とはいえこれは確実とは言えず、運任せの部分が大きいもの。確実に楽しみたい場合は種まきから育てるか、苗を植え付けたほうがおすすめです。

センニチコウ(千日紅)の花言葉と誕生花

センニチコウの花言葉は、「色あせぬ愛」「不朽」「不死」など

また8月14日・9月22日などの誕生花でもあります。

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