ホオズキの育て方!増えすぎ時の対策や冬越し方法など

ホオズキの基本情報

お盆の時期には欠かせないホオズキ。ぷっくりとしたオレンジ色の実が可愛い、夏の風物詩ですね。

暑さ・寒さに比較的強く、育てやすい植物でもあります。

ちなみに便宜上実と書いていますが、提灯型の部分は萼(ガク)が成長したもので、中に実が入っているんですよ。

また、ホオズキには食用・観賞用と種類があるので要注意。観賞用には毒性があるため、食べないように気を付けてくださいね。

学名Physalis alkekengi var.franchetii
科属ナス科/ホオズキ属
分類多年草
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性強め
開花6月~7月
用途鉢植え/地植え

ホオズキの育て方

まずは基本の育て方をご紹介。種まきや植え付け方法、肥料など、それぞれ順にお伝えしていきます。

種まき方法

市販の苗を植えたり、ほおずき市などで鉢植えを買って育てるイメージが強いですが、ホオズキは種からでも育てられます。

時期は4月~5月ごろ、育苗箱やポットを用いて種まきします。発芽温度が20℃~25℃程度とされているので、時期に注意してくださいね。

育苗箱に種まきした場合は、本葉が2枚~3枚くらいのタイミングでポットに植え替えて育てていきます。ポットに種まきした場合は間引きながら育てていってください。

どちらも本葉が5枚前後になったら定植です。

植え付け

時期は3月~4月ごろ。基本的には日当たりの良い場所が大切ですが、夏場は強い直射日光を避けた半日陰が向いているでしょう。

用土はよく肥え、水はけ・水もちともに良いものを。鉢植えなら市販の草花培養土が使えます。

花壇などに地植えする場合は、事前に植え付け場所をチェック。連作障害を起こすため、ナス科の植物を育てていた場所は避けましょう。

場所が決まったら2週間くらい前までに苦土石灰を混ぜ込み、さらに1週間くらい前に腐葉土や堆肥なども混ぜ込んでおきましょう。

肥料

植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。

以降の追肥は、春~花が咲くころにかけて。1か月半に1回くらいのペースで固形肥料を施すといいでしょう。

なお鉢植えの場合は、生育費に肥料が多いと大きくなってバランスが悪くなります。元肥を与えたのであれば、追肥は最初の花が咲いたころに行うのがおすすめです。

支柱立て

茎が倒れやすいため、支柱を立てましょう。とくに背丈の大きい品種は倒れやすいため、注意してくださいね。

時期はだいたい5月~7月ごろ。丈が成長してきたら支柱を立ててください。

植え替え

鉢植えの場合、毎年植え替えが必要です。花壇などに地植えしている場合も2年〜3年に1回くらいのペースで植え替えましょう。

時期は3月~4月ごろ。また連作障害を起こす可能性があるので、植え替える用土は新しいものを使いましょう。

地植えならホオズキを含めナス科の植物を育てていない場所に植え替えてくださいね。

ホオズキが増えすぎて困る?予防方法

地下茎で増える植物です。地植えしていると場合によっては増えすぎたり、ほかの植物を植えているエリアまで侵略してしまうこともあります。

心配な場合は根止めなどを埋め込んでスペースを区切り、地下茎が広がっていかないよう対策しておくと安心でしょう。 

ホオズキの冬越し方法

そこまで寒さに弱いわけではないため、基本的にそのまま屋外で冬越しできます。冬になると地上部は枯れてしまいますが、地下茎で冬越しするんですよ。

ただし寒さの厳しい地域では、凍結対策をしておくと安心。念のため腐葉土や藁などでマルチングをしたり、鉢植えなら軒下に移動させると無難かなと思います。

ホオズキの花言葉と誕生花

ホオズキの花言葉は、「偽り」「ごまかし」「自然美」「心の平安」など。

また7月8日・12月29日などの誕生花でもあります。

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