アスチルベの基本情報
とんがり三角形のかわいい花姿をしたアスチルベ。ユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。
花色も白・赤・ピンク・紫とさまざまで、お庭の雰囲気に合わせて彩りを添えてくれるでしょう。
学名 | Astilbe |
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科属 | ユキノシタ科/チダケサシ属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性普通 |
開花 | 5月~9月 |
用途 | 鉢植え/地植え/切り花など |
アスチルベの育て方
アスチルベは湿り気のある土壌を好み、多湿の日本でとても育てやすい植物です。梅雨時期から咲き始め、長く雨が続くときでも元気に咲き続けてくれます。
そんなアスチルベですが、長く花を楽しむためには育て方にポイントがあるんですよ!
ここからはアスチルベの育て方について、「植え付け方法」や「肥料」などそれぞれご紹介していきます。
アスチルベの植え付け
アスチルベの苗を植え付けるなら、最適な時期は3月~4月ごろや10月~11月ごろ。半日陰など直射日光を避けられる場所を選びましょう。
鉢植えの場合は市販されている草花用培養土が使えますが、鹿沼土と腐葉土を混ぜるのがおすすめ。自身で配合するなら、赤玉土小粒6:腐葉土4くらいの配合がいいですね。
庭に地植えする場合は、植える前に腐葉土を混ぜ込みます。アスチルベの成長に備えて、株間を20~30cmほどあけて植え付けるといいですよ。
アスチルベの肥料
アスチルベを育てるなら、まず植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込むのがおすすめ(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
アスチルベ自体が肥料を多く必要としないこと、腐葉土を混ぜた用土を使うことから、少量にするといいですよ。
その後の追肥では、4~5月ごろと10月ごろに緩効性化成肥料か有機肥料を与えるといいでしょう。
なお、あまり多く与えたり濃度が濃すぎると傷める原因になりかねないので、注意してくださいね。
アスチルベの植え替え
アスチルベを育てるなら、必要に応じて植え替えも。春か秋ごろがおすすめです。
アスチルベを鉢植えしている場合は、根詰まりしないよう1〜2年に1回くらいのペースで植え替えましょう。
庭などに地植えしている場合はそこまで高頻度で植え替える必要はありません。
ただし株が混み合うと花付きが悪くなりかねないので様子を見ながら植え替えます。だいたい3〜5年に1回くらいのペースで行うといいでしょう。
アスチルベが枯れる2つの原因と対処法
耐暑性も一般的で、寒さや湿気にも強い丈夫なアスチルベですが、残念ながら枯れてしまう場合があります。
せっかく育てたアスチルベが枯れてしまわないように、ここではアスチルベが枯れる主な原因2つと、対処法をご紹介します。
枯れる原因1 夏の直射日光
アスチルベが枯れる1つめの原因は、夏場の直射日光。というのもアスチルベは高温乾燥が苦手なんです。
そのため夏場の直射日光に当たると葉が枯れたり、株が弱って枯れてしまう場合があるんですよ。
これを防ぐために、鉢植えなら直射日光を避けて移動しましょう。地植えの場合は植え付けをする段階で直射日光を避けた半日陰のような場所を選ぶのが大切です。
枯れる原因2 乾燥
アスチルベが枯れる2つめの原因は乾燥です。
先ほどもご紹介しましたが、アスチルベは高温乾燥が苦手な植物。そのため乾燥も枯れてしまう原因になります。
これを防ぐためには、水切れには要注意。表土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
アスチルベの販売時期はいつ?
アスチルベの苗が販売される時期は、だいたい3〜5月ごろの春から初夏にかけてといわれています。
ネット通販などでも販売されているので、お近くの店舗で販売されていない場合は利用してみるのもいいですね。
アスチルベの花言葉と誕生花
アスチルベの花言葉は、「自由」「気まま」「繊細」「恋の訪れ」など。
また5月12日・6月1日・6月21日などの誕生花でもあります。