スノーフレークは植えっぱなしOK?花が咲かない原因など育て方

スノーフレークの基本情報

スミレのような芳香を持ち、清楚で可愛い白い花が特徴のスノーフレーク。ヒガンバナ科スノーフレーク属(レウコユム属)、春に花咲く球根植物です。

別名「鈴蘭水仙」といい、水仙に似た葉と、鈴蘭に似た花をつけます。

群生しているととても見ごたえがある植物で、ベル型の白い花が風に揺れている様子は清々しく、一斉に春の訪れを告げているよう。

ただしスノーフレークは毒性があるので、誤って食べないように注意してくださいね。

学名Leucojum aestivum
別名鈴蘭水仙(スズランスイセン)/大待雪草(オオマツユキソウ)
科属ヒガンバナ科/スノーフレーク属(レウコユム属)
分類多年草(球根)
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性普通(夏は休眠)
開花3月~4月ごろ
用途鉢植え/地植え

スノーフレークの育て方

まずは基本の育て方をご紹介。「植え付け方法」「肥料」「植え替え方法」など、それぞれ順にお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう。

球根の植え付け

スノーフレークを植え付けるなら、時期は10月~11月ごろ。水はけの良さが大切です。

日当たりの良い場所または、日中のうち半分程度は日のある半日陰などに植え付けましょう。

用土は、鉢植えなら市販の培養土でも問題ありません。自身で作るなら赤玉土7:腐葉土3や、赤玉土6:腐葉土3:軽石1くらいがおすすめです。

深さは5cm程度、5号鉢に5球くらいの間隔で植え付けます。

庭に地植えする場合は、酸性土が苦手なため植え付ける2週間くらい前までには苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。

また水はけが良くなるよう、腐葉土などを混ぜ込んでおくのもおすすめです。

深さは7cm程度、10cm以上の間隔で植え付けます。

スノーフレークの肥料

鉢植え地植えともにまず植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。

その後の追肥では、鉢植えなら花が終わったころに液体肥料を施しましょう。地植えのなら基本的に追肥は必要ありません。

スノーフレークの植え替え

球根が混み合ってきたら掘り上げて植え替えを。数年に一度は必要ですね。

とくに鉢植えは限られたスペースで育てているので、様子を見ながら適時行いましょう。地植えでも4年~5年に1回くらいは植え替えた方がいいと思います。

球根を掘り上げる時期は、だいたい5月下旬〜6月下旬ごろ。掘り上げた球根は日陰で雨を避けながら保管し、また秋になったら植え付けてください。

スノーフレークは植えっぱなしで育つ?

スノーフレークは植えっぱなしの状態で育てられるの?と気になる人も多いはず。結論から言うと、環境によっては可です。

数年植えっぱなしの状態でも問題なく育つ丈夫な植物なんですよ!

ただし、株や球根が混んできた場合は数年おきに植え替えが必要。詳しくは「スノーフレークの植え替え」の項目をご覧ください。

また植えっぱなしといえど、日ごろのお手入れも大切です。

花が枯れたあとには種が付くのですが、そのままにしておくと球根の方に栄養がいきません。花が終わったら、摘み取っておきましょう。

スノーフレークの花が咲かない原因

せっかく植えたのに花が咲かないとなると、残念ですよね。

スノーフレークが咲かない原因はいくつかありますが、まず日当たりの悪さ。日光の当たらない日陰で管理してしまうと、花が咲かないことがあります。

また、水切れさせた場合も生育しない原因になりえます。

そのほか、球根が増えすぎて密になると花付きが悪くなることも。とくに鉢植えの場合は増えすぎて窮屈になりやすく、花が咲かない原因になるので注意しましょう。

スノーフレークに似た花は?

似た花として有名なのは、スズラン。スノーフレークが別名・鈴蘭水仙と呼ばれるだけあって、花がよく似ています。

また名前が似ているものに、スノードロップというものあり、ちょっとわかりにくいですよね。とはいえよく見ると簡単に見分けられるので、ぜひ観察してみてください。

またこれら3種すべて毒性があるため、注意ましょう。

  • 【スノーフレーク】
    ヒガンバナ科/スノーフレーク属(レウコユム属)
    ベル型の花で、緑色のドットが入っているのが特徴。
    開花時期は3月~4月ごろ
  • 【スズラン】
    キジカクシ科/スズラン属
    ベル型の花だが、無地で白一色。また葉が太い。
    開花時期は4月~6月ごろ
  • 【スノードロップ】
    ヒガンバナ科/ガランサス属
    外側の長い3枚の花弁が広がるように咲く。
    開花時期は2月~3月ごろ

スノーフレークの花言葉と誕生花

スノーフレークの花言葉は、「純粋」「純潔」「汚れなき心」など。

また1月23日・1月28日・2月17日・4月16日・12月19日などの誕生花でもあります。

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