ビバーナム・ティヌスの剪定時期や害虫は?基本の育て方紹介

ビバーナム・ティヌスの基本情報

3月〜5月ごろにかけて開花するビバーナム・ティヌス。レンプクソウ科/ガマズミ属の植物です。

赤色に染まった蕾が次第に膨んで薄ピンク色となり、白い小花をたくさん咲かせます。また花後にはブルーベリーのような青紫色の実を付けるため、一年を通して長く楽しめるんですよ。

ちなみに私も鉢植えで育てており、トップの画像は我が家のビバーナム・ティヌスです。育てやすいこともあって、個人的に気に入っている植物のひとつとなっています。

学名Viburnum tinus
科属レンプクソウ科/ガマズミ属
分類常緑低木(樹高2m~3m程度)
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性強め
開花3月~5月ごろ
用途鉢植え・地植え

ビバーナム・ティヌスの育て方

育てやすく、ガーデニング初心者さんにもおすすめのビバーナム・ティヌス。まずは基本の育て方をご紹介します。

「植え付け」「肥料」「植え替え」など順にお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう。

植え付け

半日陰でも育つビバーナム・ティヌスですが、基本的に日当たりの良い場所がおすすめ。時期は3月ごろか9月~11月ごろが向いています。

用土は水はけの良いものを。鉢植えなら市販の培養土が使えます。自身で配合する場合は、赤玉土6:腐葉土4くらいでいいでしょう。

庭に地植えする場合は、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでから植え付けてください。

ちなみに鉢植えなら比較的コンパクトに育てられますが、一年中屋外で育てられることもあり、地植えにも向いています。

ただし、樹高が2m~3m程度になるので、植え付け場所には注意してくださいね。

肥料

鉢植えの場合、春先・花後・秋ごろに緩効性化成肥料を施すといいでしょう。

地植えの場合は、1月~2月ごろに寒肥として緩効性化成肥料または有機肥料を与える程度で大丈夫です。

植え替え

鉢植えにして育てている場合、植え替えも大切です。根が回っているようなら、植え替えをしましょう。

時期は3月ごろか9月~11月ごろ。根を崩さず、新しい用土を用いてひと回り大きな鉢へ植え替えてください。

ビバーナム・ティヌスの剪定

自然に樹形が整いやすい植物なので、あまり剪定の心配はいりません。乱れてきたと感じたら整える程度でいいでしょう。

また、基本的には間引くように剪定する透かし剪定がおすすめ。混み合った枝を整理すると、日当たりや風通しもよくなります。

剪定時期は、花が咲き終わった後すぐの5月〜6月ごろ。夏以降になると花芽を付け始めるので、その前に終わらせておきましょう。

時期が遅れると花が咲かない原因にもなってしまうので、気を付けてくださいね。

ビバーナム・ティヌスの害虫

比較的に害虫が付きにくいといわれているビバーナム・ティヌスですが、全くつかないわけではありません。

とくにサンゴジュハムシという虫は葉を食べてしまうので注意が必要です。見つけ次第、薬剤散布を行うといいでしょう。

また風通しの悪い環境ではカイガラムシが発生することもあるので、生育環境を見直すほか、必要に応じて透かし剪定を行ってください。

発生してしまった場合、幼虫であれば薬剤散布も効きますが、成虫ならブラシなどを使って擦り落とすといいでしょう。

ビバーナム・ティヌスの誕生花と花言葉

1月23日などの誕生花であるビバーナム・ティヌス。花言葉は、「私を見て」「茶目っ気」「誓い」などがあります。

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