難しいって本当?ギョリュウバイが枯れる原因など基本の育て方

ギョリュウバイ(レプトスペルマム)の基本情報

名前だけ聞くと「いったいどんな花?」と思う人も多いでしょうが、ギョリュウバイは梅に似た小さい花をたくさん咲かせる低木~小高木

フトモモ科・ギョリュウバイ属で、花が密集して咲くと華やかで素敵なんですよ!

開花時期は11月〜5月ごろにかけて。冬から咲くものや、春から咲くものなど、品種により異なります。

学名Leptospermum scoparium
別名レプトスペルマム
科属フトモモ科/ギョリュウバイ属
分類低木~小高木
耐寒性・耐暑性耐寒性普通/耐暑性普通
開花11月〜5月ごろ
用途鉢植え/地植え

ギョリュウバイ(レプトスペルマム)の育て方

まずは基本の育て方をご紹介。「植え付け」「肥料」「植え替え」など、それぞれ順にお伝えしていきます。

植え付け

ギョリュウバイを植え付けるときは、水はけが良く、日当たりと風通しのいい場所に植えましょう。時期は4月~6月ごろが向いています。

鉢植えの場合、市販の草花用培養土も使えます。自身で配合する場合は、赤玉土7:腐葉土3や赤玉土6:腐葉土3:川砂1くらいでいいでしょう。

庭に地植えするなら、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでから植え付けてくださいね。

肥料

ギョリュウバイを育てるなら、あまり多くの肥料は必要ありません。そのため、春と秋に緩効性化成肥料を与えるくらいでいいでしょう。

植え替え

地植えではとくに必要ありませんが、鉢植えの場合は定期的な植え替えが必要です。

時期は5月~6月ごろ。何年も植えっぱなしにしておくと根詰まりしてしまうため、1年~2年に1回くらいのペースで行いましょう。

新しい土を用い、一回り大きな鉢へ植え替えてくださいね。

剪定時期と方法

剪定時期は花が終わった後の5月~6月ごろ。ギョリュウバイの剪定には種類がありますが、主に行うのが「すかし剪定」です。

枝が混み合ってくると株の中の風通しや日当たりが悪くなってしまいます。トラブルの原因にもなりかねないため、必要に応じて密になっている枝や枯れた枝などを切り落としましょう。

またあまり大きくしたくない場合は、全体の枝を切り詰めて整える剪定も可能です。この場合はとくに、花後早めのタイミングがおすすめですよ。

ちなみに9月以降の剪定は、花芽を落とし花が咲かない原因になります。時期には十分注意して行ってくださいね。

ギョリュウバイ(レプトスペルマム)が枯れる原因

枯れる原因はいくつかありますが、主に考えられるのが「水切れ」「高温多湿」「寒さ」の3つです。順にお伝えしていきますね。

原因1:水切れ

ギョリュウバイは乾燥があまり得意ではない植物です。ほかの植物のように葉がしおれてこないので分かりにくいですが、水切れに注意しましょう。

鉢植えの場合、表土が乾いたらたっぷり水やりしてください。地植えの場合は自然の降雨のみで大丈夫ですが、乾燥が続くようなら水やりが必要です。

原因2:高温多湿

高温多湿が続いても根が傷んで枯れる原因になります。水はけの良い土に植え付けるほか、過度な水やりにも注意しましょう。

基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みますが、夏の強い西日は避けた方が安全。夏の間は風通しの良い半日陰などが向いています。

また梅雨時期などは長雨の当たらない場所で管理しましょう。

原因3:寒さ

寒さに弱いわけではないのですが、耐寒温度は-5度程度といわれています。

そのため、地域によっては冬の寒さなどが原因で枯れてしまうことがあるでしょう。寒い地域では室内での冬越しが安全ですよ。

また強い霜に当たると枯れる原因になるため、屋外の場合は霜の当たらない場所に移動して管理するといいですね。

ギョリュウバイ(レプトスペルマム)を育てるのは難しい?真相は?

病害虫の心配が少なく、比較的に育てやすいギョリュウバイ。ですが、難しいともいわれています。

というのも葉がカサカサと固めなのもあって、見た目では水切れなどの異変に気付きづらいんですよね。

実際我が家でも育てていますが、慣れるまでは難しく感じましたし、最初に買った1本目は枯らしてしまいました。

このことから、ギョリュウバイを育てるときはよく様子を確認してあげるのがおすすめ。とくに鉢植えの場合は土の状態を見ながら、適切に水やりしてあげるといいでしょう。

慣れてくれば上手く管理できるはずですよ!

ギョリュウバイ(レプトスペルマム)の花言葉

ギョリュウバイの花言葉は、「素朴な強さ」「華やいだ生活」「濃厚な愛」「蜜月」などがあります。

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