ヤグルマギク(矢車菊)の育て方!摘心方法や倒れる原因と対策

ヤグルマギク

ヤグルマギク(矢車菊)ってどんな花?

耐寒性が高く育てやすいヤグルマギク。繊細で美しい花弁が印象的ですよね。

青やピンク、白色など多様な花色が楽しめるほか、ドライフラワーにしても美しい花です。

ヤグルマソウと呼ばれることもありますが、このヤグルマソウとヤグルマギクは別物。ヤグルマソウという名の別の植物があることから、今ではヤグルマギクと呼ばれています。

別名コーンフラワー
学名Centaurea cyanus
科属キク科ヤグルマギク属
分類一年草
耐寒性/耐暑性耐寒性強め/耐暑性弱め
開花主な開花時期は4月~5月(種まき時期により異なる)

ヤグルマギク(矢車菊)の育て方

比較的育てやすいヤグルマギクですが、育て方にはいくつかポイントがあります。

そこでまずはヤグルマギク種まきから苗の植え付け・植え替え、肥料や水やりまで詳しくご紹介していくので、さっそく見ていきましょう。

ヤグルマギク(矢車菊)の種まき

ヤグルマギクを種から育てる場合、時期は地域によって異なります。寒冷地なら春頃、温暖地なら秋頃ですね。

とはいえ温暖地でも春まきが可能とされています。

発芽適温は15度〜20度程度で、庭などに直播きするほか、ビニールポットに種まきし苗を育てる方法もおすすめ

苗を育てる場合は、本葉が6〜8程度になったら植え付けましょう。

ヤグルマギク(矢車菊)の植え付け

ヤグルマギクは高温多湿が苦手です。そのため日当たりと風通しがよく、水はけのいい場所を好みます

鉢植えの場合市販の培養土でも問題ありませんが、自身で配合するなら赤玉土7:腐葉土3くらいの割合で作るといいでしょう。

庭に地植えする場合は、土が酸性なら石灰を混ぜ込んで中和しておきます。水はけが心配な場所の場合は、川砂を混ぜ込んでもいいですね。

また実際に植え付けるときは、根を傷めないように要注意。ヤグルマギクは直根性のため、根をいじらずそっと植え付けてください。

ヤグルマギク(矢車菊)の植え替え

ヤグルマギクは一年草のため、基本的に植え替えは必要ありません。万が一植え替えしたい場合は、植え付け時と同様に根を傷めないように気を付けてくださいね。

ヤグルマギク(矢車菊)の肥料

ヤグルマギクはあまり肥料を必要としません。地植えなら肥料なしでも育ちますが、与える場合は元肥として緩効性化成肥料を施せば十分でしょう。

鉢植えなら花用の置き肥を少し与えるといいですね。

ヤグルマギク(矢車菊)の水やり

ヤグルマギクは多湿が苦手な花です。そのため鉢植えなら、土の表面が乾いてきたのを確認してからたっぷりと与えましょう。

庭に地植えした場合、根が付いてからは基本的には降雨のみで水やり不要です。

ヤグルマギク(矢車菊)の摘心

ヤグルマギクはそのまま育てても問題ありませんが、茎が伸びてきてきたら、草丈20cm以下のタイミングで摘心するのもおすすめです

摘心することで側枝が伸びるようになるので、倒れにくくなります。

ヤグルマギク(矢車菊)の増やし方

ヤグルマギクを増やしたい場合は、種まきが一般的です

こぼれ種から育つこともありますが、種を採取するか購入し、上でご紹介した種まき方法で育てるといいでしょう。

種を自分で採取する場合は、花が終わった後の乾燥してきたタイミングがベスト。茎などが茶色っぽくなってきてから種を採取してくださいね。

ヤグルマギク(矢車菊)が倒れる原因と対策

ヤグルマギクは矮性種から高性種まであるので、種類によって草丈が異なります。草丈が伸びる種類であれば、早めに支柱を立てておくと安心でしょう。

またヤグルマギクは肥料を与えすぎると茎が弱く徒長し倒れやすくなるので、肥料の量を見直すのも大切です。

ほかにも、上の項目でご紹介した摘心を行うことで、側枝が伸び倒れにくくなります。

ヤグルマギク(矢車菊)に似た花は?

ヤグルマギクに似た花では、セントーレアが有名です

ヤグルマギクと同じヤグルマギク属でちょっとわかりにくいですが、こちらは多年草になります。そのため宿根ヤグルマギクなどとも呼ばれているんですよ。

ちょっとわかりにくいけど、一年草と多年草の違いがあるってことですね。

ヤグルマギク(矢車菊)の花言葉と誕生花

ヤグルマギクの花言葉には、「優美」「繊細」「信頼」「教育」などがあります。

また3月1日・3月5日・3月22日・4月26日・8月2日などの誕生花でもあります。

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