ルドベキアの基本情報
品種によって一年草・二年草・多年草と異なるルドベキア。初夏から秋にかけて開花し、草丈も大きいものからコンパクトなものまでさまざまです。
花壇や鉢植えなど、用途に合わせて選べるのがうれしいですね。
夏の暑さにも強く、こぼれ種で増えていくこともあるので、育てやすい花といえるでしょう。
学名 | Rudbeckia |
---|---|
別名 | 松笠菊(マツカサギク)/ Coneflower(コーンフラワー) |
科属 | キク科/ルドベキア属(オオハンゴウソウ属) |
分類 | 一年草/二年草/多年草(品種により異なる) |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性強め |
開花 | 6月~10月 |
用途 | 鉢植え/地植え |
ルドベキアの種類や品種
さまざまな種類があるルドベキア。今回は、代表的な4つの品種をご紹介いたします。
ルドベキア・タカオ
ルドベキア・タカオは、日本で多く流通している品種になります。
開花時期は7月~10月ごろ。小さめの花をたくさんつけ、花付きがいいのが特徴です。
ルドベキア・ラシニアタ
日本では明治時代に観賞用として流通したルドベキア・ラシニアタ。現在は各地で野生化し、生態系に影響を与えるとのことで問題になっています。
なおこの花は大反魂草(オオハンゴンソウ)とも呼ばれ、特定外来生物に指定されているもの。特別な許可なく栽培したり保管や運搬するのは禁止なので、注意しましょう。
ルドベキア・サハラ
八重咲でおしゃれなルドベキア・サハラ。色合いがアンティークで、夏から秋にかけて開花し、丈夫に育ちます。
ルドベキア・トトゴールド
ルドベキア・トトゴールドは、コンパクトに育つのが魅力。コンテナや鉢植えなどにもおすすめです。暑さにも強く、夏のガーデニングに欠かせない存在となるでしょう。
ルドベキアの育て方
とても丈夫で育てやすく、花期も長いルドベキア。日当たりと水はけの良い場所に植えれば、ほぼ放任で育っていきます。
ここからは、そんなルドベキアの育て方のポイントをご紹介していきます。
ルドベキアの種まき
ルドベキアの種まきをするなら、3月もしくは9月~10月ごろがおすすめ。種まき用の用土に種をまき、覆土はせずに底面給水で湿らせて発芽させましょう。
発芽したら、ポットに鉢上げをします。
なお春まきの場合は温度が不足しないように、まき床を透明なビニールで覆って保温してあげてください。
秋まきした場合は、凍らせないように冬越しが必要です。春になったら花壇や鉢に植え付けを行いましょう。
苗の植え付け
ルドベキアの苗を植え付けるなら、適期は4月~5月ごろ。日当たりが良く水はけの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、花付きがまばらになるのでおすすめはしません。
地植えにする場合は少しだけ高畝にして、株の間は30センチ程度間隔をあけるように植え付けをしていきましょう。
鉢植えなら市販の培養土でも問題ありません。自身で配合するなら赤玉土と腐葉土とピートモスを5:3:2くらいの割合がいいですね。
ルドベキアの肥料
ルドベキアの肥料では、元肥として緩効性肥料を与えます(肥料が配合された市販の培養土を使う場合、元肥は不要です)。
また鉢植えの場合は、開花期ごろにも追肥として緩効性肥料を与えましょう。なおルドベキアを地植えする場合、追肥は要りません。
ルドベキアの植え替え
ルドベキアの植え替えに適しているのは4月~5月ごろ。1~2年に1回植え替え、または株分けをします。
なお一年草扱いのルドベキアの場合、植え替えの必要はありません。
ルドベキアの水やり
鉢植えでは、土の表面が乾いてから水を与えましょう。地植えの場合は、水やりの必要はほぼありません。
ルドベキアの冬越し方法
ルドベキアの中でも、二年草や多年草タイプは冬越しが必要になります。
とはいえルドベキアは冬の寒さにはあまり強くありません。霜が降りる程の寒さでは、枯れる可能性があるので、適切に管理が必要でしょう。
具体的な冬越し方法としては、鉢植えなら霜の当たらない軒下や、室内に移動して管理するのがおすすめ。
地植えの場合は根本にバークチップや落ち葉を敷いてあげ、寒さや霜から根っこを守るといいですね。
ルドベキアの花言葉と誕生花
ルドベキアの花言葉は「あなたを見つめる」「正義」「公正」「強い精神力」「立派」など。
また7月21日・7月31日・8月25日の誕生花となっています。