千日小坊(センニチコボウ)の基本情報
秋を感じる10月ごろ〜12月ごろにかけて、小さな花をたくさん咲かせる千日小坊(センニチコボウ)。
ヒユ科/ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属)の多年草で、枝分かれした茎の先端に赤紫やピンクの小さな花がたくさん咲きます。
小さい花ながら、濃い色の花をいくつも咲かせるのでとてもかわいいんですよ!
なお見た目も名前も似た植物として千日紅がありますが、千日紅はヒユ科/センニチコウ属(ゴンフレナ属)ですので別物です。
学名 | alternanthera porrigens |
別名 | アルテルナンテラ・ポリゲンス |
科属 | ヒユ科/ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属) |
分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性やや弱め(5度程度)/耐暑性強め |
開花 | 10月~12月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え/ドライフラワーなど |
千日小坊(センニチコボウ)の育て方
育てやすく、初心者にもおすすめの千日小坊。ここからは「植え付け」「肥料」「植え替え」「切り戻し」など、それぞれ順にご紹介していきます。
千日小坊(センニチコボウ)の植え付け
千日小坊を植え付けるときは、水はけと日当たりの良さが大切!
用土は、鉢植えの場合は市販されている草花用培養土でも問題ありません。自身で作るなら赤玉土と腐葉土7:3くらいがおすすめです。
庭に地植えする場合は、水はけがよくなるようにあらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくといいですね。
千日小坊(センニチコボウ)の肥料
千日小坊はそれほど肥料を必要とする植物ではありません。多いと弱ることもあるため、控えめにするのがおすすめです。
まずは、植え付け時の元肥として緩効性肥料などを混ぜ込みます(元肥配合の培養土を使用した場合は不要です)。
以降の追肥は、鉢植えなら春~秋ごろに。2週間に1回くらいのペースで液肥を与えるか、1か月に1回くらいのペースで置き肥をするといいでしょう。
なお、地植えの場合は追肥はなくても大丈夫でしょう。与える場合は様子を見ながら少なめに与えてくださいね。
千日小坊(センニチコボウ)の植え替え
千日小坊を鉢植えで育てている場合は、植え替えも忘れずに。4月~5月ごろがおすすめです。
新しい土を用いて、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
千日小坊(センニチコボウ)の切り戻し
千日小坊の切り戻しをするなら、まずは花が終わったあと。一通り花が咲き終わったら、半分くらいに切り戻すといいでしょう。
そして、夏ごろ。だいたい8月末までの間ですね。
千日小坊は放っておくと夏にかけてよく育ちます。もともと草丈が30cm~100cmほどの植物なので、とくに地植えでは大きく育つ可能性があるんです。
そのため伸びすぎた茎があれば、この時期に切り戻しをするといいですよ。
このとき秋になっても切り戻すと花芽を落としてしまう可能性があるので、8月末くらいまでに留めてくださいね。
千日小坊(センニチコボウ)の冬越し方法
千日小坊は多年草ではあるものの、半耐寒性の植物です。耐寒温度はだいたい5度程度といわれています。
そのため、地域によっては屋外でも冬越しもできるでしょう。関東以西にお住いの場合、霜を避けた軒下などに移動することで、屋外で冬越しできる可能性があるようですね。
とはいえこれは寒さによって変わるもの。関東以西であっても寒さの厳しい時は要注意で、室内へ移動させるのがおすすめです。
またそれ以外の地域の場合は、基本的に室内管理。寒くなってきたら室内に移動してくださいね。
千日小坊(センニチコボウ)の花言葉と誕生花
千日小坊の花言葉は、「不老長寿」「喜びを与える」など。
また10月18日などの誕生花でもあります。