アジュガの夏越し・冬越し方法は?基本の育て方紹介!

アジュガの基本情報

春になると紫やピンクといった花が楽しめるアジュガ。シソ科キランソウ属の多年草です。

ランナーを伸ばし増えていくので、グランドカバーにもおすすめ。また耐陰性もあることから、シェードガーデンにも向いているでしょう。

ちなみに、キランソウ属にはキランソウ(Ajuga decumbens)やジュウニヒトエ(Ajuga nipponensis)などいくつか種類があります。

そしてアジュガとして売られているのは、今回ご紹介するセイヨウキランソウ(Ajuga reptans)が一般的です。

学名Ajuga reptans
別名西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)
科属シソ科/キランソウ属
分類多年草
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性やや弱め
開花4月~5月ごろ
用途鉢植え/地植え/グランドカバーなどに

アジュガの育て方

比較的に手間が少なく、初心者さんにもおすすめのアジュガ。そこでまずは、基本の育て方についてそれぞれご紹介していきます。

管理場所

アジュガは、半日陰などの場所がおすすめです。強い日差しに当たるとダメージを受けてしまうので注意しましょう。

とくに、西日が当たる場所などは避けたほうがいいですね。

適切な環境で管理してあげることで、元気に育ってくれるはずですよ。

植え付け

アジュガを植えるなら、時期は3〜5月ごろ、または9〜10月ごろ。土は水はけと保水性のバランスが大切です。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土をそのまま使用するのが簡単です。自分で土を作るなら、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で配合するといいでしょう。

庭に地植えするなら、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくといいでしょう。

肥料

まず植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥入りの培養土を使用している場合は不要です)。

その後の追肥は基本的になくても育ちます。与える場合は生育状態を見ながら与えましょう。

2年目以降などの肥料は、生育期である春~初夏ごろに。緩効性肥料を与える程度で十分です。

なお、アジュガはあまり多くの肥料は必要ありません。与えすぎはかえって悪影響を及ぼす可能性があるので、気を付けましょう。

植え替え

アジュガは、様子を見ながら植え替えを。時期は3〜5月ごろ、または9〜10月ごろです。

鉢植えの場合は、根が回ってる様子であれば植え替えます。目安はだいたい2年に1回くらいですね。

地植えの場合は、生育が悪くなってきたら掘り起こして違う場所へ植え替えるのがおすすめ。だいたい4年~5年経つと生育が悪くなってくるので、この頃が目安です。

なおこのとき、株分けすることも可能です。

花後の管理

花が終わったら、花がらを摘み取ります。花茎の根元部分から切り取ってくださいね。

アジュガの夏越し方法

アジュガは非常に丈夫ですが、暑さには若干弱い植物です。とくにアジュガは乾燥が苦手な植物ですので、夏場の日差しによる乾燥や水切れは気を付けましょう。

強い直射日光では傷んでしまうことがあるので、管理場所には注意してくださいね。

また反対に、暑い時期の過湿も得意ではありません。根腐れや病気の原因にもつながるので、注意が必要です。

花後、上の項目でご紹介した通り花がら摘みを兼ねて剪定を行い、風通しをよくしておきましょう。

アジュガの冬越し

耐寒性が高めな植物のため、あまり心配はいりません。ただし霜などにあたると葉が枯れてしまうので、霜よけを施すか、鉢植えなら場所を移動するといいでしょう。

なお、葉が枯れてしまうと不安になりますが、根が生きていればまた芽吹いてきます。無理に引っこ抜いたりせず、春まで様子を見てみてください。

アジュガの花言葉と誕生花

花言葉は、「強い友情」「心休まる家庭」など。また、4月26日などの誕生花でもあります。

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