ゼフィランサスの基本情報
丈夫で育やすいことから、初心者にもおすすめのゼフィランサス。
白い花のタマスダレやピンク色の花を咲かせるサフランモドキなど、種類によって花の色や大きさもさまざまなんですよ!
また耐寒性も種類によって違いがあるものの、比較的に冬越しさせやすく、大きな手間がかからないのもポイントでしょう。
科属 | ヒガンバナ科/タマスダレ属 |
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分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性強め(品種により異なる)/耐暑性強め |
開花 | 5月~10月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
ゼフィランサスの種類
ゼフィランサス・キャンディダ(タマスダレ)
白い花を咲かせ、見かけることも多いゼフィランサス・キャンディダ。タマスダレとも呼ばれ、こちらの名前の方が有名かもしれません。
耐寒性があり丈夫で、初めて育てる人にもおすすめです。
ゼフィランサス・キトリナ(キバナサフランモドキ)
鮮やかな黄色い花を咲かせるゼフィランサス・キトリナ。キバナサフランモドキとも呼ばれていて、種から増やしやすい種類ですね。耐寒性はやや弱めとなっています。
ゼフィランサス・カリナタ(サフランモドキ)
ゼフィランサス・カリナタは、大きいピンク色の花を咲かせるのが特徴です。サフランモドキとも呼ばれていて、こちらの方が耳なじみがあるかもしれませんね。タマスダレと比べると耐寒性は劣るものの、半耐寒性です。
ゼフィランサスの育て方
育てやすく初心者にもおすすめのゼフィランサス。ポイントを押さえればより美しい姿を楽しむことができます。
ここからは育て方におけるポイントをご紹介していきますよ!
ゼフィランサスの球根の植え付け
球根を植え付けるなら、3月~5月ごろ。水はけの良い土を好みます。
また日当たりの良い場所を好みますが、半日陰くらいであれば問題ありません。
鉢植えにする場合は、4号鉢で5球・5号鉢で7球くらいに。用土は市販の培養土を使っても問題ないでしょう。
自身で配合する場合は、赤玉土と腐葉土と軽石を6:3:1か、赤玉土と腐葉土を6:4くらいの割合が向いています。
地植えにする場合は、だいたい3cm~5cmくらいの間隔に。水はけの良い場所選んで植え付けます。もし水はけの悪さが心配であれば、腐葉土などを混ぜて改善させるといいでしょう。
ゼフィランサスの肥料
ゼフィランサスを育てるときは、まず植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
以降の追肥では、10月ごろに緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。
ゼフィランサスの水やり
面倒な手入れが少ないゼフィランサス。鉢植えの場合は表土が乾いたタイミングで、水やりするといいでしょう。
地植えしている場合は降雨任せでも基本的に問題ありません。ただし夏の乾燥時などは適時水やりしてくださいね。
ゼフィランサスの球根は植えっぱなしできる?
ゼフィランサスは植えっぱなしで育てられるのか否か。結論から言うと、数年なら植えっぱなしのほうがおすすめです。
だいたい期間としては地植えなら4~5年、鉢植えなら3~4年くらいですね。
ただしあまりに長く放置しすぎると、球根が混みあって成長が鈍る場合があり、花付きが悪くなる原因にもなりかねません。
そのため必要に応じて、分球と植え替えを行うといいでしょう。
ゼフィランサスが咲かない原因は?
ゼフィランサスの花が咲かない原因はいくつかありますが、今回は「球根が混み合っている」「日照不足」についてご紹介します。
球根が混み合っているのが原因のケース
上の項目でもご紹介したとおり、ゼフィランサスは数年は植えっぱなしで問題ありません。ただし球根が混み合っているのに放置すると花付きが悪くなるでしょう。
日照不足が原因のケース
半日陰程度ならあまり問題ないゼフィランサスですが、全く陽の当たらない日陰のような場所では花が咲ない可能性があります。
ゼフィランサスの冬越し
ゼフィランサスは品種によって耐寒性に違いがあります。そのためご自身が育てている種類を確認し、必要に応じた対応をしましょう。
具体的には、タマスダレやその近縁種は耐寒性が強く、極寒地を除いて植えっぱなしでも冬越しできます。
その他の寒さにやや弱い品種であれば、マルチングを行うなどの防寒が必要でしょう。
ゼフィランサスの花言葉と誕生花
ゼフィランサスの花言葉は、「便りがある」「汚れなき愛」「期待」など。
また9月8日・9月13日・9月30日などの誕生花でもあります。