ペンタスの基本情報
アカネ科クササンタンカ属のペンタス。まるで星を散りばめたように小さい花がまとまって咲く、かわいい植物です。
開花期間は春~秋と長く、花色も真っ赤や純白、ピンクとさまざま。ほかの花との寄せ植えはもちろん、色違いのペンタスをまとめて植えてもかわいいですね。
なおペンタスは多年草であるものの、寒さに弱いことから日本では一年草として扱われることが多いです。
学名 | Pentas lanceolata |
別名 | 草山丹花(クササンタンカ)/Star cluster(スタークラスター) |
科属 | アカネ科/クササンタンカ属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性強め |
開花 | 5月~10月 |
用途 | 鉢植え/地植え/寄せ植えなど |
ペンタスの育て方
花の開花時期が長いうえに育てやすく、初心者にもおすすめのペンタス。ここからはそんなペンタスの育て方をご紹介します。
植え付け方法・肥料の与え方・植え替え方法などそれぞれ解説していくので、さっそく見ていきましょう。
ペンタスの植え付け
ペンタスの苗を植えるなら、時期は5月〜6月ごろがおすすめ。ペンタスは蒸れに弱いので、風通しと日当たりがの良い場所、そして水はけの良い土を選びましょう。
鉢植えの場合、水はけが良ければ市販の草花用の培養土が使えます。自身で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を6:4や、赤玉土と腐葉土とパーライトを6:3:1などがいいでしょう。
地植えの場合は、水はけがよくなるようにあらかじめ腐葉土や堆肥などを混ぜ込んでおくといいですね。
なお冬越しにチャレンジしてみたい場合は、予め鉢植えで育てておくと移動しやすくおすすめです。
ペンタスの肥料
ペンタスは開花期間が長いため、肥料は必須。肥料切れしないように注意しましょう。
具体的にはまず、植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。
その後の追肥では、春〜秋にかけて緩効性肥料を与えるといいでしょう。このとき真夏は肥料が多いと株が弱ってしまうため、控えめにしてくださいね。
ペンタスの植え替え
ペンタスを上手に冬越しできたら、植え替えも必要です。時期は5月〜6月ごろで、根詰まりを防ぐためにも適時行ってくださいね。
だいたい1年〜2年に1回のペースで新しい用土に植え替えましょう。
ペンタスの切り戻し・剪定・花がら摘み
ペンタスの花が終わったら、切り戻し(花がら摘み)を行いましょう。
時期は生育期間であればいつでも可能。茎の上から2〜3節目くらいで切り戻します。こうすることで花数の多い株に育てることができますし、株の見た目も良くなりますよ。
またこの期間であれば、蒸れそうな混み入った部分なども剪定ができます。
ペンタスの冬越し方法は?
ペンタスは本来多年草。寒さに弱く日本では一年草と扱われることも多いですが、上手く管理すれば冬越しも可能です。
実際にペンタスを冬越しさせるときは、最低でも5度以上の気温が必要。そのため基本的には室内での管理が安心でしょう。地植えしている場合は、10月くらいに鉢上げをして室内に移動するのが無難です。
最低気温5度以上を保ち、日当たりの良い場所で管理します。上手く冬越しできれば、翌年もまた花を楽しめるはずですよ。
ペンタスの種類・品種
ペンタスにはさまざまな種類・品種があります。そこでここでは、一部をピックアップしてご紹介しますね。
スタークラスター シリーズ
栄養系ペンタスであるスタークラスターシリーズ。草丈は50cm程度です。大きな特徴は花房の大きさ。通常のペンタスと比べても、ボリュームがあるのが魅力なんですよ。
パニックタワー シリーズ
パニックタワーシリーズは、草丈50cm~60cm程度になる高性タイプのペンタスです。花色は赤やピンク、白があり、発色の良さもポイントです。
ライカ シリーズ
ライカ シリーズは八重咲のペンタスです。繊細で可憐な花が特徴的ですね。また淡いブルーなどの花色もあることから、楽しみ方の幅もより広がるでしょう。
ペンタスの花言葉と誕生花
ペンタスの花言葉は、「願い事」「希望がかなう」など。
また6月26日・9月16日・11月5日などの誕生花でもあります。