花が咲かない原因は?ブルーデージーの夏越し・冬越しなど育て方

ブルーデージーの基本情報

さわやかな青色の花がかわいいブルーデージー。一般的にブルーデージーと呼ばれているのはFelicia amoena(アモエナ)とFelicia amelloides(アメロイデス)の2種類です。

花期が長いのが特徴で人気のある花ですが、夏越しがやや難しい一面も。また地域によっては屋外での冬越しも難しいので、通年管理がしにくい花でもあります。

とはいえ春から初夏までの栽培であれば育てやすい花ですので、一年草と割り切って育てるのもありでしょう。

学名 Felicia
科属 キク科/ルリヒナギク(フェリシア)属
分類 多年草
耐寒性/耐暑性 耐寒性やや弱め/耐暑性強め
開花 4~6月/9月~11月ごろ
用途 鉢植え/地植え

ブルーデージーの育て方

ブルーデージーは比較的ポピュラーな植物ですが、栽培には少しポイントを押さえる必要があります。

ここからは元気に育てるために必要な基本の育て方をご紹介していきますよ。

ブルーデージーの植え付け

植え付け時期は3月~4月ごろ。日当たりと水はけの良さが大切です。

鉢植えで育てる場合は、水はけが良ければ市販の培養土で問題ありません。自分で配合するなら、赤玉土と腐葉土とピートモスを5:3:2くらいが向いているでしょう。

地植えする場合は植え付け場所にご注意を。前述の通りブルーデージーは日当たりを好みますが、同時に高温多湿が苦手です。

雨に当たる場所も不向きなので、夏越しを考えるならこれらを考慮した場所がいいでしょう。具体的には、水はけが良く雨の当たらない半日陰くらいがいいと思います。

また実際に植え付けるときは、腐葉土などを混ぜ込み水はけをよくしておくのも大切です。

ブルーデージーの肥料

ブルーデージーの肥料としては、まず植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みましょう(元肥入りの培養土を使った場合は不要です)。

以降の追肥では、鉢植えは春から秋にかけて緩効性化成肥料を与えるのがおすすめ。ただし真夏は肥料を与えません。

地植えしている場合、あまり追肥の必要はありません。様子を見ながら、必要であれば緩効性化成肥料か液体肥料を与えるといいでしょう。

ブルーデージーの花がら摘み

ブルーデージーの花が終わったら、適時花がらを摘み取ってあげましょう。そのまま放置するとカビたり、病気になる原因になりかねません。

花を長く楽しむためにも、定期的に花がら摘みをするのがおすすめです。

ブルーデージーの切り戻し

ブルーデージーの切り戻し時期は、春に咲いた花が咲き終わったころ。半分~1/3くらい残すように切り戻します。

こうすることで風通しがよくなり夏越しさせやすく、また秋に花を楽しめるでしょう。

ブルーデージーの植え替え

ブルーデージーを鉢植えで育てている場合は、植え替えも必須。根の様子を見ながら、だいたい年に1回くらいのペースで植え替えを行うといいでしょう。

具体的には、上でご紹介した切り戻しを行った後に植え替えるのがベスト。根を傷めないように注意しながら植え替えましょう。

なお、地植えしている場合は基本的に植え替えの必要はありません。

ブルーデージーの花が咲かない原因は?

「せっかく植えたのにブルーデージーの花を咲かない!」なんて困った経験はありませんか?花が咲かない原因はいくつかありますが、日光不足が考えられます。

というのも、ブルーデージーは日当たりの悪い環境だと花付きが悪くなりがち。花を楽しむためにも、日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。

ただし、耐暑性が弱めのブルーデージーにとって、真夏の直射日光は強すぎるもの。日当たりをある程度キープしつつ、適切な環境で管理してあげてくださいね。

ブルーデージーの夏越し・冬越し方法

夏越しや冬越しに少し気を遣うブルーデージー。ここからはそんな夏越し・冬越しのポイントについてそれぞれご紹介していきます。

なお地植えだと場所選びが少し難しいので、心配な場合は最初から鉢植えにしておくのもおすすめですよ。

ブルーデージーの夏越し

高温多湿が苦手なブルーデージー。上手に夏越しさせるなら、まず上でご紹介した切り戻しを行います。

そして雨に当たらず涼しい半日陰などで管理しましょう。ブルーデージーは日当たりを好むものの、真夏の直射日光は強烈なので、避けてくださいね。

地植えであれば、あらかじめよく植え付け場所を考慮してください。

なおコンクリートの照り返しや温度上昇には要注意。たとえばベランダや玄関ポーチのようなコンクリート敷きの場所に鉢を置いておくと、思いがけず高温になる可能性もあります。

その場合はフラワースタンドなどを用いて地面から少し離すなど、工夫してあげるのがおすすめですよ。

ブルーデージーの冬越し

ブルーデージーの耐寒温度はだいたい5度程度といわれています。そのため地域によっては、屋内での冬越しが必要になるでしょう。

霜の心配がなく気温もキープできる暖かい地域であれば屋外でも良いですが、それ以外なら室内が無難。日当たりの良い場所において、冬越しさせてあげましょう。

ちなみに実は筆者である私も以前地植えで育てていましたが、冬越しできませんでした。

一応霜よけは施したものの、我が家の辺りでは真冬になると耐寒温度を下回りますから、次に育てるときはもう少し工夫が必要だなと思っています。

ブルーデージーの花言葉と誕生花

ブルーデージーの花言葉は、「純粋」「幸福」「恵まれている」「協力」「幸運」「かわいいあなた」「無邪気」など

また3月14日・12月25日などの誕生花でもあります。

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