ルリタマアザミ(エキノプス)の基本情報
トゲトゲとした丸い花が印象的な「ルリタマアザミ(エキノプス)」。キク科・ヒゴタイ属(エキノプス属)の多年草ですね。
7月~9月ごろに開花時期を迎え、夏のお庭をユーモラスに彩ってくれるでしょう。
また草丈が60cm~150㎝と高いので、植えて楽しむのはもちろん、切り花にも大活躍。さらにはドライフラワーにすることも可能で、さまざまな活用ができます。
学名 | Echinops |
科属 | キク科/ヒゴタイ属(エキノプス属) |
分類 | 多年草 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性やや強め |
開花 | 7月~9月ごろ |
用途 | 地植え/鉢植え/切り花/ドライフラワーなど |
ルリタマアザミ(エキノプス)の育て方
青くてかわいらしい花を次々と咲かせるルリタマアザミ。丈夫な植物ではありますが、ポイントを押さえた管理をすることでより美しい姿を楽しむことができます。ここではルリタマアザミを管理する上でのポイントを紹介しましょう。
ルリタマアザミ(エキノプス)の種まき
種まきは4月~5月ごろに。また9月~10月ごろの秋まきでも育てられます。
セルトレーやポリポットを用い種まきしたら、5mmほど土を被せましょう。発芽後は、セルトレーに種まきした場合は本葉が2枚~3枚になったタイミングでポリポットに移植してください。
本葉が5枚~6枚くらいになったら定植ですが、春まきした苗なら初夏までの間か秋ごろに。秋まきした苗なら冬越しさせ翌年の春に植え付けるといいですね。
ただしいずれの場合も、種まきから育てると花が咲くまで2年~3年程度かかるそうなので要注意。待ち遠しい場合は苗から育てる方といいでしょう。
ルリタマアザミ(エキノプス)の植え付け
植え付ける時期は、3月~4月ごろか10月~11月ごろ。日当たりの良い場所・水はけの良い土が大切ですが、酸性の土を嫌うので注意しましょう。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に赤玉土や鹿沼土などをプラスして水はけを良くしておきます。
自分で土をブレンドするのであれば、赤玉土と腐葉土を7:3くらい。ここに苦土石灰をプラスして混ぜ込んでおきましょう。
地植えの場合は、植え付け場所の確認から。大きく育つ植物なので、のちのちのことを考えて場所決めしてください。
場所が決まったら事前に苦土石灰を混ぜ込んで準備を。さらに腐葉土を混ぜ込み水はけも良くしておきます。
※苦土石灰は植え付けする2週間くらい前に混ぜ込んでおきましょう。
ルリタマアザミ(エキノプス)の肥料
ルリタマアザミはあまり多くの肥料を必要としません。与えすぎには注意しましょう。
具体的にはまず、植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込みます。鉢植え、庭植えいずれの場合も、春に緩効性肥料を1回施す程度で十分です。
以降の追肥では、春と秋に緩効性化成肥料を根元から少し離して施すくらいで大丈夫だと思います。
ルリタマアザミ(エキノプス)の植え替え
植え替え時期は3月~4月ごろか10月~11月ごろ。鉢植えで育てている場合は1年に1回くらいのペースで植え替えましょう。
地植えの場合、数年は植えっぱなしでも育ちますが、2年~3年に1回くらいのペースで株分けを兼ねて植え替えるのがおすすめです。
ルリタマアザミ(エキノプス)が枯れる原因は?
枯れる原因としてよく考えられるのが、多湿によるもの。丈夫なルリタマアザミですが、実は多湿が苦手なんです。
水やりが多すぎたり、水はけが悪いと枯れる可能性があるので注意してください。
とくに夏場は要注意。暑さ自体には弱くないものの、日本の夏は多湿になりやすいため、枯れるリスクが高まります。
また梅雨や秋など、長雨が続くようなときも注意が必要でしょう。
こういったトラブルを避けるためにも、水はけの良い土に植えるのが大切。鉢植えであれば、長雨に当たらない場所へ移動するのもいいですね。
ルリタマアザミ(エキノプス)の花言葉と誕生花
ルリタマアザミの花言葉は、「鋭敏」「傷つく心」「豊かな感情」など。
また7月11日などの誕生花でもあります。