ブッドレアの基本情報
ブッドレアは、細長い花穂が印象的なゴマノハグサ科フジウツギ属の植物。小さな花がたくさん集まって咲き、甘い香りがします。
英名では「バタフライブッシュ」と呼ばれ、これは蝶々が集まってくるからなんですよ。
なお低木といってもある程度大きくなりますし、植え替えが難しい性質なので、鉢植えではなく地植え向きの植物です。
学名 | Buddleja davidii |
別名 | Butterfly bush(バタフライブッシュ)/房藤空木(フサフジウツギ) |
科属 | ゴマノハグサ科フジウツギ属 |
分類 | 低木 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性強め |
開花 | 7月~10月ごろ |
用途 | 地植え/鉢植え |
ブッドレアの育て方
それではまず基本の育て方をご紹介。「植え付け方法」「肥料」「植え替え」「花後のお手入れ」などそれぞれ順にお伝えしていきます。
ブッドレアの植え付け
植え付け時期は3月〜4月ごろ。新芽が出始める前が向いています。当たりの良い場所・水はけの良い土に植え付けましょう。
地植えの場合、大きく育つのでのちのち邪魔にならないよう場所選びから慎重。あらかじめ腐葉土や堆肥などを混ぜ込んでから植え付けます。
またブッドレアは地植えに向く植物ですが、鉢植えで育てたい場合は市販の草花用培養土が使えます。自身で作るなら赤玉土6:腐葉土3:川砂1くらいがいいですね
ブッドレアの肥料
植え付け時の元肥として、緩効性肥料や骨粉などを混ぜ込んでおきましょう(鉢植えで元肥配合の培養土を使用した場合は不要です)。
その後の追肥はあまり必要ありませんが、3月ごろに緩効性化成肥料を施すといいですね。
ブッドレアの植え替え
植え替え時期は、3月〜4月ごろ。地植えであれば不要ですが、鉢植えなら必須です。
1年〜2年に1回のペースで植え替えをしましょう。放っておくと根詰まりの原因になりかねないので、忘れないよう注意してくださいね。
なおブッドレアは植え替えにはあまり向いていません。鉢植えで育て植え替えする場合は、細心の注意を払いましょう。
ブッドレアの花後のお手入れ
終わった花を残しておくと、種を作る過程で栄養を取られかねません。花穂の数節下で切り取り、花がら摘みを行ないましょう。
ブッドレアの剪定時期とやり方
成長が早く株が乱れやすいため、1年に1回は剪定を行ないましょう。
放っておくと花付きが悪くなったり、枝が混み合うことで害虫被害に遭う可能性があるので忘れないよう気を付けてくださいね。
時期は2月~3月ごろ。この剪定時期は要注意で、春に花芽を付けるため、剪定の時期が遅れると花芽も一緒に落としてしまいかねません。
そのため3月上旬くらいに済ませておくと安心かなと思います。
実際に剪定するときは、ブッドレアは春に伸びた新しい枝に花芽を付ける性質なので、前年に伸びた枝を切ります。
ほかに、混み合っている枝や細すぎる枝、枯れた枝なども取り除くといいでしょう。
ブッドレアの花言葉と誕生花
ブッドレアの花言葉は、「魅力」「あなたを慕う」「恋の予感」など。
また8月3日・9月13日・10月20日などの誕生花でもあります。