ハーデンベルギアが枯れる原因は?冬越し・夏越しなど育て方紹介

ハーデンベルギアの基本情報

小さな花を無数に咲かせるハーデンベルギア。花をよく見ると、まるで胡蝶蘭のような可憐な姿をしています。

別名を小町藤(コマチフジ)とも呼ばれており、マメ科のつる性植物ですね。フェンスに絡ませたり、アーチやあんどん仕立てにするのもおすすめです。

なお地植えでも楽しめる植物ですが、地域によっては夏や冬の管理が手間になります。そのため移動できるよう鉢植えで育てたほうが管理しやすいと思います。

学名Hardenbergia violacea
別名小町藤(コマチフジ)
科属マメ科/ハーデンベルギア属
分類低木(つる性植物)
耐寒性・耐暑性耐寒性普通/耐暑性強め
開花3月~5月ごろ
用途鉢植え/地植え

ハーデンベルギアの育て方

まずは基本の育て方をご紹介。「植え付け」「肥料」「植え替え」など、それぞれ順にご紹介していきます。

ハーデンベルギアの植え付け

時期は4月~5月ごろがおすすめ。日当たり(真夏の直射日光を除く)と風通し良い場所、水はけの良い土を好みます。

鉢植えの場合、水はけが良いものであれば市販の培養土が使えます。気になるようなら培養土にパーライトを混ぜるといいでしょう。

自身で作るなら、赤玉土5:腐葉土3:川砂2くらいがおすすめです。

庭に地植えする場合は、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んで準備してから植え付けましょう。

なおハーデンベルギアは夏の強い直射日光や冬の霜が苦手なため、基本的には鉢植えで育てた方が管理しやすいと思います。

ハーデンベルギアの肥料

それほど肥料を必要としない植物ですので、与えすぎないように注意しましょう。

鉢植えの場合、春と秋に緩効性肥料を施すくらいで大丈夫です。地植えの場合は基本的に必要ありませんが、生育促進のために与える場合は少量にしてください。

ハーデンベルギアの植え替え

鉢植えで育てている場合、適宜植え替えも必要です。

時期はひと通り花が咲き終わった4月~5月ごろがおすすめ。根が鉢の底から出ているようであればタイミングです。

だいたい2年に1回くらいを目安に植え替えを行いましょう。

ハーデンベルギアの冬越し方法

0℃を下回るような寒い環境では、枯れるリスクがあります。また霜に当てるのもNGのため、地域によっては注意が必要でしょう。

暖かい地域の場合、屋外での冬越しも可能です。ただしこの場合も鉢植えなら霜を避けられる場所に移動し、地植えなら霜よけ対策を行いましょう。

それ以外の地域では基本的に室内で管理します。室内の日当たりの良い場所に移動して冬越しさせてくださいね。

なお、まだ育っていない苗木の場合や、冬に開花鉢を購入した場合も、室内で管理すると安心だと思います。

ハーデンベルギアの夏越し方法

夏越しをさせるなら、まずは雨に注意。過湿環境は得意ではないので、梅雨時期のような長雨が心配な時期は避けられる場所に移動するといいでしょう。

そして夏場は、直射日光を避けた半日陰に移動するのがおすすめ。地植えで日差しが強いようであれば、必要に応じて遮光ネットなどを活用するのもいいですね。

日当たりの良い場所を好む植物ではあるものの、夏の強い日差しでは葉が焼けてしまうことがあるため気を付けましょう。

ハーデンベルギアが枯れる原因

大切に育てていても、枯れてしまうこともありますよね。原因はいくつかありますが、よく考えられるのが「冬の寒さや霜」「過湿」「夏の日差し」などです。

それぞれ順にお伝えしていきます。

冬の寒さや霜などが原因のケース

冬場に枯れてしまった場合、寒さや霜などの被害が考えられます。0℃を下回るような場合は枯れる可能性がありますし、霜に当たる環境もNGです。

ハーデンベルギアの冬越し方法」の項目でもご紹介しているように、適切な冬越し対策を行いましょう。

過湿が原因のケース

過湿環境が苦手な植物です。梅雨時期をはじめとした長雨のシーズンではとくに注意しましょう。

雨を避けられる場所に移動して管理するのがおすすめですよ。

過湿状態にすると根腐れなど枯れる原因になりますので、気を付けてくださいね。

夏の日差しが原因のケース

耐暑性は高いものの、夏の強い直射日光も苦手。夏の日差しに当てると葉が焼けてしまいます。

葉が枯れるほか、生育不良などを起こしたり、最悪の場合は枯れる原因にもなるので気を付けましょう。

ハーデンベルギアの夏越し方法」でご紹介しているように、鉢植えなら半日陰へ移動し、地植えなら遮光ネットなどを活用してみましょう。

ハーデンベルギアの花言葉

花言葉には「壮麗」「奇跡的な再会」「思いやり」などがあります。

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