エレモフィラの基本情報
まるで粉雪をまとったようなシルバーリーフが美しいエレモフィラ。ゴマノハグサ科/エレモフィラ属の常緑低木で、春に薄紫色や青紫色のベル状の花を咲かせます。
エレモフィラ・ニベアなどの品種をよく見かけますが、実は品種によって葉の色や花の色が異なります。
レモフィラ・マクラタという品種では花色が豊富で、葉も緑色なんですよ。
学名 | Eremophila |
科属 | ゴマノハグサ科/エレモフィラ属 |
分類 | 多年草/常緑低木 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性やや弱め |
開花 | 3月~5月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
エレモフィラの育て方(鉢植え)
まずは基本の育て方をご紹介。「植え付け方法」「管理場所」「肥料」「植え替え方法」など、それぞれ順にお伝えしていきます。
なおエレモフィラを育てるときは、鉢植えの方が管理しやすく安全。そのため今回は、鉢植えに特化してご紹介していきますよ。
エレモフィラの植え付け
エレモフィラを植え付けるときは、水はけの良さが大切。時期は4月~6月ごろ、または9月~10月ごろです。
根が傷つきやすいので、根鉢を崩さず植え付けましょう。
鉢植え用土は、水はけが良ければ市販の草花用培養土でもOK!自身で作るなら、赤玉土と酸度調整済ピートモスとパーライトを5:2:3くらいがいいですね。
エレモフィラの管理場所
春と秋は基本的に日当たりの良い屋外で管理します。
夏は風通しのいい半日陰へ移動し、冬場は室内に取り込み日当たりのいい場所に置くのがおすすめです。
またエレモフィラは多湿も注意。とくに梅雨や秋雨のような長雨の続くときは、軒下に移動するなど臨機応変に対応してあげましょう。
エレモフィラの肥料
肥料は、春の3月〜5月ごろと秋の9月〜11月ごろ。緩効性化成肥料を施すといいでしょう。
エレモフィラの植え替え
植え替え時期は4月〜6月ごろか、9月〜10月ごろ。だいたい2年に1回くらいのペースで植え替えするといいでしょう。
ひと回り大きな鉢に、新しい土を使って植え替えます。
またこのとき、植え付け時と同じく、根を傷つけないように注意してくださいね。
エレモフィラの夏越し方法
高温多湿が苦手で耐暑性の弱いエレモフィラ。そのため梅雨ごろ~夏場は置き場所に注意しましょう。
具体的には、真夏は風通しがいい半日陰などがおすすめです。
また雨も注意が必要で、長雨に当てるとトラブルの原因になりかねません。多湿状態では根腐れを起こす可能性もあるため、雨を避けられる場所にするのも大切ですよ。
エレモフィラの冬越し方法
耐暑性が弱いエレモフィラですが、実は耐寒性もやや弱め。品種によって異なりますが、耐寒温度は3℃や5℃程度といわれています。
また霜を避ける必要もあるため、基本的には室内管理が安全でしょう。
一応、気温が問題なく霜の当たらない場所であれば屋外でも冬越しできるようですが、油断大敵。
気温はその年によっても違いますし、急に寒波が来ることもあるので、気を付けましょう。
耐寒温度を下回る地域や急に寒くなったときは室内に移動し、日当たりの良い場所で管理してください。
エレモフィラの花言葉
エレモフィラの花言葉は、「憧れの人」「瞳の佳人」などです。