ブルーサルビアの基本情報
サルビアというと真っ赤な花が印象的なサルビア・スプレンデンスが有名ですが、同じく人気なのがこのブルーサルビアです。
一般的にブルーサルビアとして呼ばれているのはサルビア・ファリナセアという種類で、今回の記事でもサルビア・ファリナセア種についてご紹介していきますね。
ちなみにブルーサルビアは耐寒性が弱く、日本では一年草扱いされることが多いですが、本来は多年草です。
環境によっては冬越しできる可能性もあるようなので、チャレンジしてみるのもいいかもしれませんね!
学名 | Salvia farinacea |
別名 | サルビア・ファリナセア/化粧サルビア/mealycup sageなど |
科属 | シソ科/アキギリ属(サルビア属) |
分類 | 多年草(日本では一年草扱いが多め) |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性強め |
開花 | 5月~11月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
ブルーサルビアの育て方
それではまず、基本の育て方をご紹介。種まき・植え付け方法はもちろん、肥料や切り戻し、植え替えまでそれぞれお伝えしていきます。
美しい花を長く楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブルーサルビアの種まき
苗を買って植え付けるイメージがありますが、種から育てることもできます。たくさん苗が必要な場合は、種から育てるのもいいですね。
種まき時期は地域により異なるものの、4月~6月ごろ。発芽適温は20℃~25℃程度なので、タイミングに注意しましょう。
市販の種には地域ごとの種まき時期などが書かれていることが多いので、よくチェックしてみてくださいね。
実際に種まきするときは、育苗箱などを用いてバラまきします。このとき種同士が重ならないよう注意し、覆土は薄く5mmくらいがいいでしょう。
発芽して本葉が2枚~3枚くらいになったタイミングで、ポットなどに植え替え、苗を育てていってください。
ブルーサルビアの植え付け
植え付け時期は、4月~6月ごろ。花を咲かせるためには日光が必要なため、鉢植え・地植えいずれの場合も日当たりの良い場所を選びましょう。
用土は水はけ良いものを。鉢植えなら、市販の草花用培養土やハーブ用培養土をそのまま使用するのが簡単でおすすめです。
自分で土をブレンドするのであれば、赤玉土7:腐葉土3の割合で配合すると良いでしょう。
庭などに地植えする場合、ブルーサルビアは酸性の土壌が苦手なため、2週間前くらいに苦土石灰を混ぜ込んで準備しておきます。
さらに1週間前くらいに腐葉土や堆肥なども混ぜ込んでおきましょう。
ブルーサルビアの肥料
長い期間花を咲かせるため、肥料は不可欠。まずは植え付け時の元肥として、鉢植えなら緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう(元肥配合の培養土を使用した場合は不要です)。
以降の追肥は、真夏を除いた春~秋にかけて定期的に。1か月に1回くらいのペースで緩効性化成肥料を置き肥するか、2週間に1回くらいのペースで液体肥料を与えるといいでしょう。
なお真夏は追肥は行いません。かえって傷めてしまう可能性もあるので気を付けてくださいね。
ブルーサルビアの病害虫
病気はあまり心配ありませんが、うどんこ病が発生することがあります。白い粉をまぶしたような見た目になるので、気付きやすいかなと思います。
また注意しておきたい害虫としては、アブラムシ・ハダニ・ヨトウムシなどが挙げられます。見つけ次第早め早めの対処を行ってください。
ブルーサルビアの切り戻し・剪定
長い期間花を咲かせるためにも、切り戻しを行うのがおすすめ。時期は夏ごろ(だいたい7月~8月ごろ)です。
夏になると花数が少なくなりますし、ずっと咲かせ続けると株が疲れてしまう可能性があります。また花姿も乱れてくるでしょう。
そのため夏の時期に切り戻しを行うのがおすすめ。葉を残しながら、半分くらいの高さに切り戻します。
こうすることで、秋にはまた元気に花を咲かせてくれるはずですよ。
なお9月以降に切り戻し・剪定を行うと、秋の開花が遅れてしまう場合があるので注意してください。
ブルーサルビアの冬越し方法
最初にもご紹介したとおり、寒さに弱いものの本来は多年草です。地域によっては冬越しできる可能性があります。
冬越しに挑戦する際はまず、地面に近い位置(だいたい5cmくらいの高さ)に切りましょう。そして霜や凍結がNGなため、霜よけなどを行います。
鉢植えなら軒下やビニール温室などに移動してください。寒さの厳しい地域では冬越しの難易度が上がるため、必要に応じて室内管理も有効でしょう。
暖かい地域などで地植えしている場合は、必要に応じてトンネルをしたり、株元を藁などで保護すると安心だと思います。
ブルーサルビアの花言葉と誕生花
ブルーサルビアの花言葉は、「知恵」「尊重」など。また8月10日・9月3日などの誕生花でもあります。