ダンギク(段菊)の基本情報
ダンギク(段菊)は、中国・朝鮮半島・台湾・日本などに自生する植物。別名「ランギク(蘭菊)」とも呼ばれています。
菊と名前がついているもののキク科ではなく、シソ科/ダンギク属。葉が菊に似ていることと上から段々に花を咲かせることからダンギク(段菊)と名付けられたんだとか。
草丈は30〜80cm程度、主な花色は紫や白やピンクなどがあります。
学名 | Caryopteris incana |
別名 | ランギク(蘭菊) |
科属 | シソ科/ダンギク属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性やや弱め/耐暑性強め |
開花 | 9月~10月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
ダンギク(段菊)の育て方
寒さにはやや弱いものの、夏の乾燥や高温多湿に強く、比較的育てやすいダンギク(段菊)。
ここからは「植え付け方法」「肥料」「植え替え方法」など、基本の育て方についてご紹介していきます。
ダンギク(段菊)の植え付け
植え付け時期は4月〜5月ごろ、良く日の当たる場所を選びましょう。日陰やあまり日が当たらない場所だと、花が咲かない原因になるので注意してくださいね。
用土は水はけの良いものを。鉢植えなら市販の草花用培養土が使えます。自身で作るなら赤玉土と腐葉土 7:3 くらいがおすすめです。
庭に地植えするなら、水はけがよくなるようにあらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくのもいいでしょう。
ダンギク(段菊)の肥料
まず植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込みます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
その後の追肥では、鉢植えなら4〜6月ごろに緩効性化成肥料を与えるといいでしょう。地植えの場合は3月ごろに同じく緩効性化成肥料を与えます。
ダンギク(段菊)の植え替え
植え替え時期は4月〜5月ごろ。様子を見ながら、鉢植えの場合は1年に1回のペースで植え替えをしましょう。
地植えなら頻繁な植え替えは不要ですが、株が混み合っているようであれば要対処。だいたい3年~4年に1回を目安に、株分けをして植え替えるといいでしょう。
ダンギク(段菊)の剪定・切り戻し
20cm前後くらいの草丈に育ってきたタイミングで、半分くらいに切り戻します。こうすることで、脇芽を増やすことができますよ。
また、冬になると枯れてくるので、地上部が枯れたタイミングで株元から切っておくといいでしょう。
ダンギク(段菊)に似た花は?
似た花として「ハナシブキ(カリオプテリス)」があります。これはダンギクとモンゴリカという植物から交配されたものなんですよ。
丈夫で育てやすいほか、葉に斑が入ったものやシルバーリーフのものもあり、見た目にも美しいのがポイントです。
ダンギク(段菊)の花言葉と誕生花
ダンギク(段菊)の花言葉は、「忘れ得ぬ思い」「悩み」など。
また9月28日などの誕生花でもあります。