ウィンターコスモスの基本情報
秋から冬にかけて、コスモスに似た花を咲かせるウィンターコスモス。キク科/センダングサ属(ビデンス属)の植物です。
コスモスとは同じキク科ではありますが、別物になります。
またビデンスとも呼ばれており、日本では主にラエビス種とフェルリフォリア種が栽培されています。
そしてこのラエビス種の方が、一般的にウィンターコスモスとして出回っているんですよ。
学名 | Bidens laevis |
別名 | ビデンス/菊咲栴檀草(キクザキセンダングサ) |
科属 | キク科/センダングサ属(ビデンス属) |
分類 | 多年草または一年草 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性やや弱め~普通/耐暑性普通~強め(品種により異なる) |
開花 | 10月~12月ごろ |
用途 | 地植え/鉢植えなど |
ウィンターコスモスの育て方
まずは基本の育て方をチェック!植え付け・肥料・切り戻し・植え替えなど、それぞれご紹介していきます。
ウィンターコスモスの植え付け
時期は4月~5月ごろ、または9月~10月ごろ。日当たりと水はけの良いところを選びましょう。
鉢植えなら、市販の草花用培養土が使えます。自身で作るなら、赤玉土7:腐葉土3や赤玉土6:腐葉土3:パーライト1などがいいですね。
庭などに地植えする場合は、水はけの良い場所を選ぶのが大切。さらにあらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくといいでしょう。
ウィンターコスモスの肥料
まず植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきましょう(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
その後の追肥は、地植えの場合は基本的に必要ありません。鉢植えなら秋と春に緩効性の固形肥料を置き肥する程度で大丈夫でしょう。
もともと多くの肥料を必要としない植物なので、与えすぎに注意してくださいね。
ウィンターコスモスの切り戻し
放っておくと伸びすぎてしまいます。そのままだと見た目が悪くなるのはもちろん、倒れてしまう可能性があるので、切り戻しをするといいでしょう。
時期は夏ごろ。切り戻しをすることで、コンパクトに楽しめますよ。
ウィンターコスモスの植え替え
鉢植えで育てている場合、そのまま放っておくと窮屈になり根詰まりを起こしてしまう可能性があります。
基本的には1年に1回のペースで植え替えするといいでしょう。植え替え時期は4月〜5月ごろです。
地植えの場合はそこまで神経質になる必要はありませんが、必要に応じて株分けを兼ねて植え替えをしてください。
ウィンターコスモスの冬越し方法
寒さに弱いわけではないものの、「とっても強い!」というわけでもありません。
品種によって異なりますが、耐寒温度は-5℃~0度くらいといわれています。そのため、0度程度を目安にすると安心でしょう。
また、凍結はNGなので要注意。強い霜も避けてくださいね。
お住まいの地域や気温によって軒下に移動したり、室内へ取り込むなど、必要に応じて冬越し対策を行いましょう。
ウィンターコスモスの花言葉と誕生花
花言葉は、「もう一度愛します」「忍耐」「真心」「調和」など。
また12月8日の誕生花でもあります。