こぼれ種でも育つ!ジニア(百日草)の育て方と寄せ植えのポイント

ジニア(百日草)の基本情報

暑い時期でも色鮮やかに次々咲き、寄せ植えやガーデニングに人気のジニア。キク科ヒャクニチソウ属の植物です。

別名・百日草とも呼ばれていて、その名の通り長期にわたって咲かせることも可能。適切に管理すれば、5月頃から霜が降りる頃まで楽しめるんだとか。

またジニアは品種も豊富で、一重咲きや八重咲き、絞り咲きなどたくさん。花の色も白やピンク、オレンジ、黄色、赤色などあるんですよ!

さらにはこぼれ種からも繁殖が簡単なことから、人気の高い花となっています。

別名 ヒャクニチソウ(百日草)/長久草
科属 キク科/ヒャクニチソウ属
分類 一年草
耐寒性/耐暑性 耐寒性弱い/耐暑性強い
開花 5月~11月
用途 鉢植え/地植え/切り花

ジニア(百日草)の種類や品種

ジニア・エレガンス

一般的に「ジニア」や「百日草」として流通されているのかこの「ジニア・エレガンス」。開花期は5~10月で、草丈は大体80cm~1mほどになります。

とても育てやすく茎も長いので、切り花としてもよく流通されているんですよ。

また花の咲き方も存在感のあるダリア咲き(八重咲き)や小花をたくさん咲かせるぽんぽん咲き(半球形)など豊富です。

ジニア・リネアリス

こんもりと広がり、4~5cm程度の花をを次々と咲かせる一重咲きのジニア。開花期は6〜10月頃、草丈は40〜50cmほどになります。

比較的病気に強めなので、ガーデニング向きで育てやすいのが特徴です。

ジニア・プロフュージョン

ジニア・エレガンスとジニア・リネアリスを掛け合わせて作られた「ジニア・プロフュージョン」。開花期は6~10月頃で、草丈は30cmほどです。

一重咲きと八重咲きのどちらも存在し、お手入れも簡単。自然にこんもりと育つので、育てやすい品種となっています。

ジニア(百日草)の育て方

それではここから実際にジニアの育て方をご紹介。ジニアは日当たりが良く風通しのいい場所を好むため、ポイントを押さえながら上手に管理してくださいね。

ジニアの種まき方法

ジニアを種から育てる場合、暖かい地域では4月中に種まきを、寒い地域では5月中旬~6月中旬に種まきを行います。4月中でも20℃超えない場合は発芽が遅れてしまうため20℃超えてきた時期から種まきしましょう。

ジニアの発芽適温は20~25℃なので、日中暖かくなってきたこと種まきを行うのが最適ですよ

種をまくときはすじまきにし、5mmほど土をかぶせます。少し深めに植えるイメージで良いでしょう。

1週間くらいで発芽しますが、発芽をするまではしっかり水やりをし、乾かさないようとくに注意してくださいね。

ジニアの植え付け

ジニアを植え付けるなら、適期は5月~7月、または9月頃。ジニアは寒さに弱いので、しっかり暖かくなってきてからで遅くありません。

植え付ける用土は鉢植えなら市販されてる草花用の培養土で大丈夫です。庭に地植えするなら連作にならないよう場所に注意し、堆肥や腐葉土を事前に混ぜ込んでおきましょう。

ジニアの肥料

ジニアは開花時期が長い花のため、肥料が欠かせません。植え付け時に緩効性肥料を元肥として施したら、以降は追肥を行いましょう(肥料入りの培養土に植え付ける場合は元肥は不要です)

追肥は秋ごろまでを目安に、10日~2週間に1回のペースで液体肥料を与えるといいでしょう。

ジニアの水やり

ジニアの水やりでは、土が乾いたらしっかりと行いましょう。とくに夏場は地面も乾きやすいため、様子を見ながら朝と夕2回水やりするのもおすすめです。

このとき、花にかからないよう根元に向かって水やりしてくださいね。

またジニアは品種によって、長雨に当たると病気になる可能性があるので要注意

鉢植えの場合は、梅雨の時期は軒下などに入れ、長雨に当たらないところに避難させるなど対策をしておくのも大切ですよ。

ジニアの切り戻しや摘心

ジニアを上手に育てるために、摘心や切り戻しは必要不可欠

一般的にジニアと呼ばれているジニア・エレガンスの場合、花がひと段落した8月上旬~中旬頃に数節下で切り戻すのがベストです。こうすることで脇芽が育ちやすくなるんですよ。

対してジニア・リネアリスやジニア・プロフュージョンでは、夏ごろを目安に1/3くらいまで思い切って切り戻すといいでしょう。

ジニア(百日草)を寄せ植えするポイント

花のサイズや花色が豊富なジニア。それだけにどんな花とも寄せ植えできそうに感じますが、ポイントがあります。

そもそもジニアは植え替えが苦手な花。そのため寄せ植えするなら、開花時期が同じ頃で、長く咲く花を選ぶといいでしょう

たとえば、ペチュニアやアメリカンブルー、ペンタスやランタナなど。または秋に紅葉をして違った色合いが楽しめるコキアなどもおすすめですよ。

またほかにも、ジニアの品種別で植えるのもおすすめ。前述の通りジニアには雰囲気の異なるたくさんの種類がありますから、一緒に植えてもステキな寄せ植えができるはずです。

ジニア(百日草)の冬の越し方法は?

ジニアは一年草のため、冬越しの必要はありません。もしジニアを「来年も楽しみたい!」と思ったなら、種を取ってまた暖かくなる4月~5月ごろ種まきするのもいいですね。

種の取り方は、花が枯れたら茎ごと切り取り乾燥させます。しっかり乾燥したら花がらをバラバラによく揉みほぐし、そっと吹くと種を採取することができますよ。

ジニア(百日草)の花言葉と誕生花

ジニアの花言葉は「不在の友を思う」「注意を怠るな」「幸福」「絆」など。

なかでも「不在の友を思う」「注意を怠るな」といった花言葉は、ジニアが長く花を咲かせることに由来しているんだとか。

またジニアは8月6日の誕生花でもあります

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