エキナセアの基本情報
たくさんの花を次から次へと咲かせていく多年草のエキナセア。花の中心部が盛り上がっているのが特徴的な花です。
色や種類も豊富なので、最近では庭や寄せ植えに多く活用されていますよね。
またエキナセアは、品種によってハーブとしての効果があるのがポイント。身体の免疫機能を上げる効果や、皮膚炎や傷の手当にも使用されていたんだとか。
なお近年出回っている園芸用のエキナセアは、観賞用がほとんど。ハーブとして使いたい場合は、ハーブ専門のエキナセアか、販売店へ食用であるか必ず確認してくださいね。
学名 | Echinacea purpurea |
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別名 | ムラサキバレンギク |
科属 | キク科/ムラサキバレンギク属 |
分類 | 多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性強め |
開花 | 6月~10月 |
用途 | 鉢植え/地植え |
エキナセアの種類や品種
色のバリエーションが豊富なエキナセア。またほかにもハーブとして効果のある品種もあります。
そこでまずは、どんな種類のエキナセアがあるのかをご紹介していきますね。
パリダ
背の高い品種で、細い花びらが下に垂れ下がるように咲くパリダ。観賞用以外にもハーブとして利用することができる品種になります。
葉・茎・根に免疫を高める効果があり、免疫の向上に有効なハーブです。
グリーンジュエル
グリーンジュエルは、緑色が輝くような色合いの花になります。一般的なエキナセアに比べると開花時期が長いのも特徴です。
このグリーンジュエルもハーブとしての効果がある品種ではありますが、園芸用として改良されている場合は、食用でない場合もあります。
ハーブとして使用したい際は、販売店に必ず確認してくださいね。
エキナセアの育て方
とても丈夫な植物のため、初心者の方でも安心して育てられおすすめのエキナセア。ここからは育て方についてご紹介していきます。
エキナセアの種まき
エキナセアの種まきでは、市販のものか、または採取した種を使います。種まきの時期は3月~4月、もしくは9月~10月ごろがおすすめですよ。
育苗箱など、底が浅目の容器に赤玉土を入れ、種をまきます。発芽まで土が乾かないように水やりをしましょう。
2週間程度で発芽しますので、本葉が3枚程度になったら育苗ポットに仮植えします。
苗の植え付け
エキナセアの苗の植え付けるなら、4月~5月または9月末~10月ごろがおすすめです。
具体的には、エキナセアを地植えするなら水はけと日当たりの良い場所へ。植え付ける一週間前に、腐葉土を混ぜ土を耕して準備しておきましょう。
複数の株を植え付けする際は、30センチ程間隔を空けるといいですよ。
鉢植えの場合は苗よりも1~2回り大きな鉢を準備し、鉢底石と土を入れ植え付けしていきます。
使用する土は赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜたものか、赤玉土と鹿沼土と腐葉土を4:3:3の割合で混ぜた土がいいでしょう。
エキナセアの肥料
エキナセアの肥料では、植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜます。
その後の追肥は、5月~6月ごろと秋の10月ごろ。1週間に1回もしくは10日の1回くらいのペースで液体肥料を与えるか、月に1度ほど置き肥を与えるといいでしょう。
エキナセアの植え替え
エキナセアを鉢植えしている場合、根詰まりを起こしやすいので要チェック。鉢の底から根が伸びて出てくる場合は、一回り大きな鉢に植え替えが必要です。
植え替えに適しているのは、3月~4月ごろです。
エキナセアの芽が出ない原因は?
エキナセアの芽が出ない原因として考えられるのが、乾燥です。種まきをしたら、芽が出るまでは水やりをしっかり行うことが重要なんですよ。
また水はけの悪い土壌でも、腐敗病が発生しやすくなります。乾燥と過湿の両方に気を付けていきましょう。
エキナセアの花言葉と誕生花
エキナセアの花言葉には、「優しさ」「深い愛」「ただよう品格」「あなたの痛みを癒します」とうものがあります。
「あなたの痛みを癒します」は、ハーブとして免疫向上や傷の手当が出来る効果が由来になっているんだとか。
また3月16日・8月20日・10月7日・10月13日の誕生花でもあります。