ほったらかしできる?芝桜のデメリットとお手入れ方法

芝桜の基本情報

名前の通り、芝のように広がる茎や葉とサクラに似た花が特徴の芝桜(シバザクラ)。

地面を覆うように広がり、一面に花を咲かせる様子は圧巻の一言ですよね!

比較的に管理が簡単でありながら、空いたスペースを彩ってくれる華やかな植物となっています。

学名Phlox subulata
科属ハナシノブ科/フロックス属
分類多年草
開花4月~5月
用途鉢植え/地植えなど

芝桜の育て方とお手入れ方法

芝桜は管理が簡単な植物ですが、ポイントを抑えることでより綺麗な花の絨毯を楽しむことができます。

そこでここからは芝桜を管理する際のポイントを紹介します。

芝桜の苗の植え付け

水はけのよい土壌を好む芝桜。水はけが悪いと夏場に株が痛んでしまい、枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。

鉢植えの場合は、市販の培養土が使えますが、その際川砂を2割ほど混ぜると水はけを改良できておすすめ。自身で配合する場合は、赤玉土:腐葉土:川砂を6:2:2くらいで混ぜた用土が向いています。

地植えする場合は、腐葉土や堆肥を3割ほど混ぜ込むと良いでしょう。

芝桜の肥料

もともと多くの肥料を必要としない芝桜。そのためあまり頻繁に与える必要はありません。

具体的には、まず植え付け時の元肥として緩効性肥料を混ぜ込んでおきます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。

以降の追肥では、2~3月ごろに薄めた液体肥料を2週間に1回程度のペースで与えるといいでしょう。

なおこのとき窒素分の少ないものを使うのがポイント。窒素分が多い肥料を使うと花付きが悪くなるため注意してくださいね。

芝桜の刈り込み方法

芝桜を育てるなら、刈り込みも必要。花の時期が終わったら、株の風通しを良くするために刈り込みを行ないましょう。

なお温度や湿度が高くなる梅雨前に作業を終わらせるのがおすすめ。上手く刈り込みをしておけばまた新芽が芽吹き、キレイな状態を保てますよ。

芝桜の目土とは?やり方

芝を育てている方にとってはオーソドックスかもしれませんが、「目土(めつち)」とはすっごく簡単にいうと上から覆土してあげること。

そしてこの目土が芝桜にもが必要です。

芝桜は3~4年ほど経つと茎が地面から浮き上がり、株元の葉が少なくなってきます。隙間が目立って地面が見えてきたら、目土を行いましょう。

具体的には株の上から砂を足し入れ、浮き上がった茎と土が密着するように地面を盛り上げます。こうすることで地面と接した茎から発根し、新芽が芽吹きやすくなりますよ。

芝桜のデメリット3つ

管理が比較的に簡単で花も美しい芝桜ですが、デメリットもあります。

ということでここでは、芝桜の主なデメリットとして「雑草が生える」「日当たりが必要」「踏みつけに弱い」の3つをピックアップ。それぞれ詳しくご紹介していきます。

雑草が生える

芝桜は絨毯のように広がる点が魅力ですが、隙間から雑草が生えることもあります。とくに管理が行き届いていないと株の隙間が増え、雑草が生えやすくなります。

美しい状態を保つためには、刈り込みや目土を適切に行ない、こまめに除草するのも大切でしょう。

日当たりが必要

芝桜に限らず、多くの植物は花を咲かせるためには日当たりが必要です。

とくに芝桜は日が当たる部分とそうでない部分で花付きに差が出てしまいがち。キレイな花の絨毯にするためには、全体的に日当たりの良い場所で栽培する必要があるんですよ。

踏みつけに弱い

芝桜は踏みつけに弱く、上からの圧力がかかると弱ってしまいがち。最終的に枯れてしまう可能性もあります。

そのため人が踏み歩くような場所には不向きであり、名前の似た「芝」のような使い方はできません。

芝桜を育てる際は、踏まれやすい場所を避けて植えてくださいね。

芝桜はほったらかしできる?できない?

芝桜はほったらかしできるのかどうか、結論から言うとおすすめできません

たしかに芝桜はポイントさえ押さえれば丈夫で栽培しやすい植物です。しかしここまでご紹介してきたように、芝桜を良い状態で維持し、キレイな花を楽しむためには適切な管理も必要不可欠

定期的な刈り込みや目土、除草などの手間をかけてあげることで、より美しい姿を見せてくれるでしょう。

せっかくの芝桜ですから、適切なお手入れをしてキレイな庭つくりにチャレンジしてみてくださいね。

芝桜の花言葉と誕生花

芝桜の花言葉は、「合意」「一致」など

また4月8日・4月20日などの誕生花でもあります。

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