ブラキカムの基本情報
小ぶりな花が可憐でかわいいブラキカム。キク科ブラキカム属の植物で、一年草タイプと多年草タイプがあります。
花色も豊富で、紫やピンク、青、白などたくさんあります。また開花期間も長いのがポイントで、長い期間楽しめるのがうれしいですね。
鉢植えや地植えはのほか、寄せ植えなどにも人気なので、思い思いの楽しみ方ができる植物ですね。
学名 | Brachycome |
科属 | キク科/ブラキカム属 |
分類 | 一年草/多年草 |
耐寒性/耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性普通 |
開花 | 3月~11月 |
用途 | 鉢植え/地植え/寄せ植え |
ブラキカムの育て方
人気のブラキカムですが、より上手に楽しむためにいくつかポイントがあります。ここからは基本の育て方についてそれぞれご紹介していくので、さっそく見ていきましょう。
ブラキカムの植え付け
ブラキカムの植え付けをするなら、だいたい3月ごろに。日当たりがよく風通しのいい場所を選びますが、真夏は半日陰に移動させるといいでしょう。
植え付け用土は水はけと水持ちのいい土に。乾燥も過湿も両方苦手なので、注意してくださいね。
鉢植えの場合、条件さえ満たしていれば市販の草花用培養土で問題ありません。自身で作るなら赤玉土6:腐葉土4などがおすすめです。
庭に地植えする場合は、水はけがよくなるようにあらかじめ腐葉土を混ぜ込んでおくといいですね。
また地植えの場合は後から移動ができないので、場所選びもしっかりと。夏場の管理を考慮して、強い西日の当たらない場所などを選んでください。
ブラキカムの肥料
まず、植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込みます(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
以降の追肥ですが、地植えの場合は基本的に不要。鉢植えの場合は、開花期間中に規定よりも薄めた液体肥料を2週間に1回くらいのペースで与えるといいでしょう。
なお真夏は暑さで弱っている可能性があるので、肥料は控えた方がいいと思います。
ブラキカムの植え替え
ブラキカムには一年草と多年草タイプがありますが、多年草タイプを鉢植えしている場合は適時植え替えも必要です。
植え替え時期は3月ごろ。だいたい1年に1回のペースで植え替えるのがおすすめです。
ブラキカムの切り戻し
ブラキカムは高温多湿が得意ではありません。そのため梅雨ごろに切り戻しを行うといいでしょう。こうすることで風通しがよくなり、蒸れを防いで夏越しさせやすくなりますよ。
ブラキカムの元気がない・枯れる原因
ブラキカムを育てていると「元気がない」「枯れてしまった」なんてトラブルもありますよね。そんなときは水切れ・蒸れの2つが考えられます。
ここではそれぞれ順に詳しくご紹介していきますね。
原因1:水切れ
まず水切れが原因の場合ですが、ブラキカムは乾燥に弱く、一度水切れさせるとそのまま弱ってしまうことがあります。最悪の場合、復活できずに枯れてしまう可能性も…。
そのため適切に水やりを行う必要があるでしょう。とくに夏場は水切れしやすいので、土の様子を見ながら管理してあげてくださいね。
原因2:蒸れ
ブラキカムは乾燥に弱いですが、実は過湿にも弱い植物です。水切れもダメだけど、水の与えすぎもNGってことですね。
過湿状態だと元気がなくなるのはもちろんのこと、根腐れを起こして枯れてしまいかねないので注意しましょう。
また株が混み合って風通しが悪い状況だと、蒸れて灰色カビ病やうどんこ病になることも。そのため切り戻しを行うのも大切ですよ。
切り戻しについてはブラキカムの切り戻しの項目で紹介しているので、ご覧ください。
ブラキカムに似た花は?
ブラキカムに似た花として、同じキク科のブルーデージーがあります。
ブルーデージーはキク科/ルリヒナギク(フェリシア)属の植物で、その名の通りさわやかなブルーの花色がステキな植物なんですよ。
ブルーデージーについては以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
ブラキカムの花言葉と誕生花
ブラキカムの花言葉は、「いじらしい」「可憐な仕草」「優美」など。
また12月14日などの誕生花でもあります。