ラベンダー(デンタータ)の冬越し・夏越し方法は?育て方紹介

ラベンダー(デンタータ)の基本情報

ラベンダーといえばたくさんの種類がありますが、今回ご紹介するのはデンタータ系統です。別名で、フリンジドラベンダー(フリンジラベンダー)などと呼ばれるものですね。

暑さにはやや強いものの蒸れに弱く、また耐寒性もそこまでは強くないタイプとなっています。

なおこのデンタータ系もフレンチラベンダーと呼ぶことがありますが、よくフレンチラベンダーとして出回っているストエカス系とは系統が異なります。

デンタータ系は葉っぱがギザギザとしているので、見つけたら見比べてみてくださいね!

学名Lavandula dentata
科属シソ科/ラヴァンドラ属
分類多年草/低木
耐寒性・耐暑性耐寒性普通/耐暑性やや強め
用途鉢植え/地植え

ラベンダー(デンタータ)の育て方

ここではまず、基本の育て方をご紹介。植え付け・肥料・剪定・植え替えなど、それぞれ順にお伝えしていきます。

植え付け

時期は3月〜4月ごろ、または秋の10月くらいでも大丈夫でしょう。

風通しが良く、日当たりの良い場所を好みますが、長雨などは避けてください。地植えも可能ですが、鉢植えにしておくと季節ごとの管理がしやすいと思います。

用土は水はけの良いものを。鉢植えの場合、市販のハーブ用培養土を使うと手軽です。

地植えなら1週間前までに苦土石灰を混ぜ込んで準備しておきましょう。また必要に応じて川砂などを混ぜ込み、水はけを良くしておくのもおすすめです。

肥料

ラベンダー(デンタータ)はそれほど肥料を必要としない植物です。与えすぎは枯れる原因になりえますので、控えめがポイントですよ。

時期は春と秋の生育期に。だいたい4月〜5月ごろと9月〜10月ごろですね。月1回緩効性肥料を与えるといいでしょう。

剪定

剪定には、「花の収穫」「夏に向けた剪定」「強剪定」があります。ラベンダー(デンタータ)の場合、強剪定は9月ごろですね。

ラベンダーの剪定は系統によっても時期が変わるので、注意しましょう。

なお、詳しい剪定情報については以下の記事でお伝えしているので、あわせてご覧ください!

植え替え

鉢植えで育てている場合、植え替えも必要です。植えっぱなしでいると根詰まりしてしまうので、様子を見て定期的に行いましょう。

時期は3月~4月ごろ。だいたい1年~3年に1回くらいのペースで植え替えましょう。

ラベンダー(デンタータ)の冬越し方法

寒さに弱いわけではありませんが、そこまで強くもありません。地域によって、冬越し対策が必要になるでしょう。

凍結などは枯れる原因になるので、寒い地域では室内で冬越ししてください。

また屋外で管理する場合も、鉢植えなら軒下などに移動して霜を避けるといいでしょう。地植えの場合は腐葉土などを用いてマルチングを施し、保護してくださいね。

ラベンダー(デンタータ)の夏越し方法

耐暑性も比較的にあり、乾燥に強い植物です。ただし、多湿には弱いので要注意。

夏越しするなら、まず梅雨前に剪定をしておきましょう。さらに長雨に当たらないよう、鉢植えなら場所を移動するのがポイントです。

そして夏になったら、風通しの良い半日陰などで管理しましょう。

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