ボロニアの基本情報
星形やベル型の小さい花をたくさん咲かせるボロニア。ミカン科/ボロニア属の植物です。
ミカン科の植物だけあって、枝や葉からはさわやかな香りも楽しめます。
なお、ボロニアというと星形の花を思い浮かべますが、種類によって異なります。
よく見かけるものでは、人気のボロニア・ピナータは星形で、ボロニア・ヘテロフィラはベル型なんですよ。
学名 | Boronia |
科属 | ミカン科/ボロニア属 |
分類 | 低木 |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性弱め/耐暑性やや弱め |
開花 | 3月~5月ごろ |
用途 | 鉢植え |
ボロニアの育て方(鉢植え)
花も香りも両方楽しめるボロニア。ここからは基本の育て方についてご紹介していきます。
なおボロニアは、ちょっと育てるのが難しい植物でもあります。鉢植えの方が管理しやすいので、今回は鉢植えでの育て方に限定してお伝えしていきますね。
ボロニアの管理場所
季節ごとに管理場所が異なります。
- 春と秋
日当たりと風通しの良い場所。 - 夏
風通しが良い半日陰。詳細は「ボロニアの夏越し方法」へ。 - 冬
室内の日当たりの良い場所。詳細は「ボロニアの冬越し方法」へ。
ボロニアの植え付け
地植えだと季節ごとの管理が難しいので、基本的に鉢植えで育てます。
時期は花後の6月ごろがおすすめですが、購入したばかりのものは小さい鉢で植えられていることも少なくありません。この場合は適期を待たず、早めに別の鉢に植え付けてくださいね。
用土は水はけと通気性が共に良いものを。また。酸性の土を好むので注意しましょう。
市販の土を使う場合は、サボテン用の培養土を使用するのと手軽です。
自分で配合する場合は、鹿沼土5:ピートモス3:軽石2や鹿沼土5:ピートモス3:パーライト2などが向いていますよ。
なお開花鉢の場合は、根鉢を崩さないようにそっと植え付けてください。
ボロニアの肥料
植え付ける際の元肥として、緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきましょう(元肥配合の培養土を使った場合は不要です)。
追肥は、春と秋の成長期に。だいたい4月〜6月ごろと9月〜10月ごろですね。2週間に1回くらいのペースで液体肥料を与えるといいでしょう。
ボロニアの植え替え
鉢植えでは、定期的に植え替えをする必要があります。根詰まりしてしまうので、基本的には1年に1回植え替えましょう。
新しい用土を用い、ひと回り大きな鉢へ植え替えてくださいね。
ボロニアの切り戻し
健康に育てるため、適切な切り戻し作業も重要です。
時期は開花後。だいたい6月くらいですね。半分くらいの草丈になるよう、切り戻しを行いましょう。
こうすることで梅雨越しや夏越しもしやすくなりますよ。
ボロニアの夏越し方法
日本の夏はボロニアにとって厳しい気候なので、夏越しのために適切な管理が必要です。
まずは梅雨の長雨を避けられる場所へ移動しましょう。
夏になったら、風通しが良く涼しい半日陰~明るい日陰へ。真夏の直射日光は強すぎるため、注意してくださいね。
高温多湿が苦手なので夏越しの難易度が高めですが、ぜひチャレンジしてみてください。
ボロニアの冬越し方法
種類によっても異なりますが、寒さにもあまり強くありません。最低3℃~5℃程度は必要とされているので、冬越し対策は必須でしょう。
また、霜に当たるとダメージを受けて枯れる原因になるため、注意してくださいね。
これらを踏まえ、基本的には日当たりの良い室内で冬越しさせてください。
ボロニアの花言葉と誕生花
花言葉は、「芳香」「心が和む」など。また5月13日などの誕生花でもあります。