増えすぎ注意?エリゲロン(源平小菊)の上手な育て方

エリゲロン(源平小菊)の基本情報

可憐な小花を咲かせるエリゲロン。キク科/ムカシヨモギ属(エリゲロン属)の多年草で、ハルジオンなどの仲間です。

そのため、愛らしい見た目とは裏腹に丈夫でたくましいのもポイントなんですよ。

ちなみにエリゲロンには、カルビンスキアヌス種(Erigeron karvinskianus)やスペシオサス種(Erigeron speciosus)などの種類があります。

この記事でご紹介しているのはカルビンスキアヌス種で、源平小菊などとも呼ばれているんですよ。

学名Erigeron karvinskianus
別名ペラペラヨメナ/ゲンペイコギク
科属キク科/ムカシヨモギ属(エリゲロン属)
分類多年草
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性強め
開花5月~11月ごろ
用途鉢植え/地植えなど

エリゲロン(源平小菊)の育て方

可憐な小花が特徴的で、イングリッシュガーデンなどでもよく使われているエリゲロン。まずは基本の育て方をご紹介します。

種まき・植え付け・肥料・植え替え・切り戻しなど、それぞれ順にお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう。

エリゲロン(源平小菊)の種まき

種まきをするなら、時期は春の3月~4月ごろ、または秋の9月~10月ごろに。

育苗ポットなどを用いて種まきしたら、乾燥に注意しながら管理しましょう。発芽後にある程度育ったら植え付けてくださいね。

ちなみに、エリゲロンはこぼれ種から増えるほど丈夫な植物です。そこまで神経質にならずとも育てやすいと思います。

エリゲロン(源平小菊)の植え付け

苗の植え付け時期は、3月~5月ごろ、または10月~11月ごろが目安。真夏や真冬を除いた時期に行います。

春ごろに苗が売られていることが多いので、この時期に入手して植え付けるといいでしょう。

植え付け場所は日当たりが良く水はけのいい土に。

鉢植えの場合、市販の草花用培養土が使えます。自分で配合するなら、赤玉土7:腐葉土3などが向いています。

花壇などに地植えする場合は、水はけのいい場所を選ぶのがポイント。また、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくといいでしょう。

エリゲロン(源平小菊)の肥料

あまり多くの肥料を必要としない植物です。春と秋にそれぞれ1回、緩効性化成肥料を施すくらいでいいでしょう。

花付きが悪くなるなどの悪影響になりかねないので、与えすぎには注意してくださいね。

エリゲロン(源平小菊)の植え替え

鉢植えで育てている場合、植え替え作業も欠かせません。生育旺盛な植物なので、基本的に1年に1回は植え替えるといいでしょう。

時期は植え付けと同じく春または秋に。だいたい3月~5月ごろ、または10月~11月ごろが目安です。このとき、株分けすることも可能です。

地植えの場合は基本的に植え替え不要ですが、株が混みあっているようであれば株分けを兼ねて植え替えるのもいいですね。

エリゲロン(源平小菊)の切り戻し

エリゲロンは蒸れに弱いので、多湿になる梅雨前に切り戻しをしておくのがおすすめ。こうすることで風通しがよくなり、夏越しもさせやすくなりますよ。

後悔しない!エリゲロン(源平小菊)の増えすぎを防ぐ方法

エリゲロンはとても丈夫な植物です。生育旺盛で繁殖力が強いため、どんどん広がり、こぼれ種でも増えていきます。

そのため場合によっては、「植えて後悔した…」「増えすぎて困る…」といったケースもあるかもしれません。

増えすぎて後悔しないためにも、適切な管理が大切。増えすぎた部分は必要に応じて引っこ抜きましょう。

鉢植えで育てたり、ブロックなどで花壇に仕切りを作って植え付けるのもいいですね。

またエリゲロンは、環境さえ合えばこぼれ種でも増えていきます。もし不要な場所で芽吹いているのを見つけたら、取り除くといいでしょう。

このように書くとデメリットのように感じてしまいますが、丈夫な性質ゆえに育てやすく、ほかの植物と比べて扱いやすい植物でもあります。

きちんと管理することで十分楽しめるので、お庭のイメージや自分の好みに合わせて楽しんでみてくださいね。

エリゲロン(源平小菊)の花言葉と誕生花

エリゲロンの花言葉は、「遠くから見守ります」など。また5月27日の誕生花でもあります。

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