スノードロップの基本情報
しずくのような白く美しい花を咲かせるスノードロップは、ヒガンバナ科ガランサス属の球根植物です。
雪が溶ける2月〜3月ごろに、春を告げるように可愛い花を咲かせます。
草丈は10cm~20cmほどと比較的にコンパクト。また、太陽に照らされると花びらが開き、日が落ちると花びらが閉じる、ロマンティックな植物です。
なお毒性のある植物ですので注意してくださいね。
科属 | ヒガンバナ科/ガランサス属 |
分類 | 多年草(球根) |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性やや弱め(夏は休眠) |
開花 | 2月~3月ごろ |
用途 | 鉢植え/地植え |
スノードロップの育て方
真夏には休眠期に入るものの、寒さには強く冬は屋外でも冬越しが出来るほど丈夫なスノードロップ。育てやすく初心者にもおすすめです。
ここからはそんなスノードロップの育て方について、「植え付け方法」や「肥料」、「植え替え方法」などそれぞれご紹介していきます。
スノードロップの植え付け
スノードロップを植える時期は、9月〜10月ごろ。水はけが良く、それでいて乾燥しすぎない土に植えましょう。
鉢植えなら赤玉土7:腐葉土3くらいがおすすめですよ。
庭に地植えするなら、水はけがよくなるようにあらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくのもいいですね。
芽が出てから春先まではよく日が当たり、真夏は半日陰になるような場所がおすすめです。
落葉樹の下などに植えるのがいいと思いますが、難しい場合は鉢植えで育てた方が置く場所の管理がしやすいかもしれませんね。
スノードロップの肥料
肥料はまず、鉢植え地植えともに植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込むのがおすすめ(元肥入りの培養土を使用した場合は不要です)。
その後の追肥は多くは必要ありませんが、花が終わったあとから約1か月くらいの期間に肥料を与えます。
緩効性化成肥料を置き肥するか、1週間に1回くらいのペースで薄めた液体肥料を与えるといいでしょう。
スノードロップの植え替え
頻繁に植え替えする必要はありませんが、球根で増える植物なので土の中で球根が混んできたら植え替えをしましょう。
地植えの場合はあまり神経質にならなくても大丈夫ですが、鉢植えならだいたい2年~3年に1回程度。最適な時期は9月〜10月ごろです。
スノードロップは植えっぱなしできる?
スノードロップは植えっぱなしの状態で育てられるのか、否か。答えは環境により可です。
お手入れをそんなに必要としない丈夫な植物ですので、一度植えたら数年植えっぱなしでも基本的には毎年花を楽しめます。
とくに地植えの場合は、球根が混んでくるまでは植えっぱなしでも大丈夫でしょう。
鉢植えの場合は2年~3年に1回程度植え替えが必要です。
また、植えっぱなしといっても花がら摘みや肥料など、必要に応じたお手入れは必要です。きちんとお手入れして、より長く楽しんでくださいね!
スノードロップに似た花は?スノーフレークとの違いなど
スノードロップと似た植物にスノーフレークという植物が挙げられます。名前はもちろん、姿も似ているんですよね。
同じように白い花を下向きに咲かせますが、スノードロップがヒガンバナ科ガランサス属であるのに対し、スノーフレークはヒガンバナ科スノーフレーク属。
さらにスノーフレークは花びらの先に緑のドットが入ったベル型の花なので、よく見ると違いがわかりやすいですよ!
またスノーフレークはスミレに似た香りがするのも特徴。葉は水仙の葉に似ているため、和名では「鈴蘭水仙」と呼ばれています。
ちなみにもうひとつ似た花としてスズランが挙げられますが、こちらは葉が太めとなっています。
スノードロップの花言葉と誕生花
スノードロップの花言葉は、「希望」「慰め」「逆境の中の希望」など。
また1月1日・1月7日・1月16日・2月2日・2月26日などの誕生花でもあります。