カルーナが枯れる原因は?夏越し・剪定方法など育て方紹介

カルーナの基本情報

鉢植え・地植えはもちろん、寄せ植えにしてもアクセントになってくれるカルーナ。

エリカに似た、ツツジ科/ギョリュウモドキ属(カルーナ属)の低木です。

夏咲き品種と冬咲き品種がありますが、いずれも基本的には暑さに弱いので要注意。反面、寒さには強いので、冬場の管理はしやすいでしょう。

学名Calluna vulgaris
別名ギョリュウモドキ
科属ツツジ科/ギョリュウモドキ属(カルーナ属)
分類低木
耐寒性・耐暑性耐寒性強め/耐暑性弱め
開花夏咲き6月~9月ごろ/冬咲き12月〜3月ごろ(日本では秋~冬が多め)
用途鉢植え/地植え

カルーナの育て方

それではまず、基本の育て方をご紹介。「植え付け」や「肥料」、「植え替え」「剪定」など、それぞれ順にお伝えします。

カルーナの植え付け

時期は3月~4月ごろの春か、10月~11月ごろの秋に。日当りが良く、風通しの良い場所を選びましょう。このとき、暑さは苦手なので夏の西日は避けてくださいね。

用土は水はけの良さが大切。さらに酸性の土を好むため、鉢植えなら市販のブルーベリー用の培養土などが使えます。

自身で作る場合は鹿沼土7:酸度未調整ピートモス(または腐葉土)3や、赤玉土4:酸度未調整ピートモス3:バーミキュライト3くらいが向いているでしょう。

庭に地植えする場合は、あらかじめ腐葉土などを混ぜ込んでおくといいですね。

カルーナの肥料

まず植え付け時の元肥として、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥配合の培養土を使った場合は不要です)。

追肥も多くは必要ありません。3月~5月ごろに、月に1回くらい液体肥料を与えるといいでしょう。または春に一度緩効性化成肥料を施す程度でもいいですね。

もともとあまり肥料を必要としない植物です。多いとかえって悪影響を及ぼしかねないので、控えめを心がけてくださいね。 

カルーナの植え替え

適切な植え替えも必要です。鉢植えにして育てている場合、根詰まりを防ぐためにも1年に1回のペースで行うといいでしょう。

時期は3月~4月ごろの春か、10月~11月ごろの秋に。新しい土を用いて植え替えてくださいね。

このとき、傷んだ根などがあれば取り除いてくださいね。

カルーナの切り戻し・剪定

時期は花後。花が終わったら早めのタイミングで、思い切って1/2くらいに切りましょう。

葉が混んでくると蒸れる原因にもなるため、適切に行ってくださいね。

また梅雨前の6月くらいにも剪定するのがおすすめ。こうすることで風通しがよくなり、夏越しさせやすくなりますよ。

このとき、7月くらいになると花芽が作られるため、遅くならないように注意しましょう。

カルーナの夏越し

夏越しさせるなら、風通しが良く涼しい場所で。また日当たりは好みますが、夏の西日を避けるのが大切です。

鉢植えの場合は、梅雨の長雨などを避けた場所へ。さらに夏は西日を避け、涼しい半日陰などへ移動してください。

地植えの場合は移動が難しいため、あらかじめ植え付け場所に注意。夏の西日を避けた場所を選びましょう。もし難しい場合は、必要に応じて遮光ネットなどを活用してもいいですね。

なお、夏場のことを考えると、鉢植えで育てておいた方が管理しやすいかなと思います。

カルーナが枯れる原因と予防法

枯れる原因はいくつかありますが、よく考えられるのは「高温多湿」「過湿・蒸れ」「水切れ」「根詰まり」の4つ。それぞれ順にお伝えしていきますね。

大切に育てていても、管理方法を誤ると枯らしてしまいかねないので、この機会に見直してみてください。

枯れる原因1:高温多湿

耐寒性が強い反面、耐暑性は弱く、高温多湿や蒸れが苦手です。夏場に枯らしてしまう可能性が高いので、まずは夏越し対策をしっかり行いましょう。

「カルーナの夏越し」の項目で詳しくご紹介しましたが、梅雨の長雨を避けるほか、夏の西日を避けた涼しい半日陰などで管理してください。

枯れる原因2:過湿・蒸れ

水やりをし過ぎたり過湿状態が続くと、根腐れしてしまいます。枯れる原因にもつながるので、適切な水やりをして健康に保ちましょう。

また、伸びすぎた枝を放置するのも、株の中が蒸れてしまいます。適宜剪定を行うのも大切ですよ。

枯れる原因3:水切れ

ここまでご紹介してきた内容と真逆になりますが、実は乾燥しすぎるのも苦手です。葉が茶色くなるときに、よくあるケースもこれですね。

鉢植えなら、表土が乾いたらたっぷりと。地植えなら基本的に自然の降雨のみで大丈夫ですが、あまりにも乾燥しているようなら水やりをしてください。

枯れる原因4:根詰まり

鉢植えで植えっぱなしのまま放っておくと、根詰まりしてしまいます。どの植物にもいえることですが、根詰まりを起こすと生育に悪影響がでるほか、そのまま枯れてしまいかねません。

カルーナの場合は、だいたい1年に1回のペースで植え替えを行うといいでしょう。

カルーナの花言葉と誕生花

カルーナの花言葉は、「自立」「連理の枝」「旅立ち」「誠実」など。

また10月17日などの誕生花でもあります。

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