ラベンダーの剪定方法!時期・切る位置・種類別の違いなど

ラベンダーの基本情報

初夏のガーデンを彩るラベンダー。その花や香りは有名で、みなさんご存じですよね。

そんなラベンダーですが、実はさまざまな種類があります。それぞれ花の咲き方はもちろん、香りの強さや暑さ寒さへの耐性など、異なる特徴をもっているんですよ。

時期になるとたくさん出回っているので、自分好みのものを探してみてください。

ラベンダーの主な種類

ラベンダーの剪定時期と方法3つ

大人気のラベンダーですが、上手に育てるためにも欠かせないのが剪定です。ここからは基本となる3つの剪定時期と方法について、順にお伝えしていきますね。

剪定の種類によっては育てている種類ごとに時期がちょっと異なってくるので、注意しながらチェックしてみてください。

1. 収穫

キレイに咲いたラベンダーは切り花にするのはもちろん、ドライフラワーやポプリなどにするのも魅力のひとつ。切って楽しむ場合はぜひ収穫してみましょう。

収穫時期は、穂の下側が咲き始めてから一番上の花が開くまでの間に

用途によってもタイミングは変わってきますが、遅いと花がらが落ちてしまいます。タイミングを逃さないようチェックしてみてくださいね。

切る位置は新芽の上から。スラリと伸びた花茎の下から新芽が出てくるので、残すように切るのがおすすめです。

ちなみにこの収穫はラベンダーのためにした方がおすすめですが、「絶対やらなきゃダメ!」というわけではありません。

植えたまま花を観賞したい人もたくさんいると思いますので、その場合は花穂切りを兼ねて下の項目「夏越しに向けた剪定」を行いましょう。

2. 夏越しに向けた剪定

種類によっても異なるものの、ラベンダーは高温多湿が得意ではありません。上手に夏越しさせるために大切なのがこの剪定です。

何もせずにいると夏越ししにくくなるほか、病害虫のリスクや枯れる原因にも繋がるので、注意してくださいね。

時期は梅雨入り前~梅雨入り直後くらい。場合によっては開花期間と被ってしまいますが、しっかり行います。

新芽が出ているところの少し上から、株全体を1/2~1/3くらい切るといいでしょう。このとき、こんもり山なりになるよう意識するのがおすすめです。

またこの時期の剪定では、間引き剪定(透かし剪定)も行います。その名の通り枝を間引き、密度を下げるってことですね。

地面に接している枝や古くなったり枯れた枝を中心に、混み合っている部分など根元から切ります。このとき根元をよく見ると新芽が出ていることがあるので、この新芽を残すようにするのが大切です。

枝を間引くことで風通しが良くなり、蒸れなどを防いでくれますよ。

3. 強剪定(株の更新)

ラベンダーを育てていると、株が大きくなってきますよね。木質化したり、古くなった枝からは良い芽が出なくなってしまいます。

また放っておくと風通しが悪くなり、病害虫の原因にもなりかねません。

そこで株の更新、そして樹形を整えるために強剪定が必要になってきます。この強剪定は植え付け後2年~3年目くらいから行いましょう

時期は基本的に秋~早春の間。ただしラベンダーの種類によって少し時期が変わってくるため注意してくださいね

地域によっても差があるものの、基本的な時期は以下の通りです。

ラベンダーの強剪定時期
  • アングスティフォリア系(イングリッシュ系)…12月〜2月ごろ
  • ストエカス系(フレンチ系)…10月~11月ごろ
  • ラバンディン系…12月~2月ごろ
  • プテロストエカス系…10月~11月ごろ
  • デンタータ系…9月ごろ

実際に強剪定を行うときはまず、古い枝や地面に接している部分などを切ります。そして新芽を残すようにしながら、株全体を半分くらいの高さに剪定しましょう。

このとき木質化してしまっている場合は、木質化しているところまで切ってしまいます。よく見ると下に新芽が顔を出しているので、この新芽を残しておくのがポイントですよ!

木質化した株を強剪定するとかなり寂しい見た目になってしまいますが、新芽の位置を確認し、焦らず行ってくださいね。

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