カシワバアジサイの基本情報
ダイナミックで迫力のある円錐形の花房が特徴的なカシワバアジサイ。アジサイ科アジサイ属の低木ですね。
その名の通り、葉が柏の葉に似ています。また葉は紅葉するので、花以外にも楽しめるんですよ!
それでいて丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者さんにもおすすめ。お庭を美しく彩ってくれるでしょう。
学名 | Hydrangea quercifolia |
別名 | Oakleaf hydrangea(英名) |
科属 | アジサイ科アジサイ属 |
分類 | 低木(落葉性) |
耐寒性・耐暑性 | 耐寒性強め/耐暑性強め |
開花 | 5月~7月ごろ |
用途 | 地植え/鉢植え |
カシワバアジサイの種類
ひと口にカシワバアジサイといっても、さまざまな種類があります。ここでは3種類「スノークイーン」「スノーフレーク」「ルビースリッパーズ」の特徴を紹介しますね。
スノーフレーク
八重咲の花を咲かせるスノーフレーク。華やかな花が特徴的で、満開になると非常に迫力があります。横に枝を伸ばして広がるタイプなので、大株になるとボリュームがでるでしょう。
スノークイーン
スノーフレークとは異なり、スノークイーンの花は一重咲きです。比較的に上に向かって大きくなるため、高さが出るのが特徴的ですね
ルビースリッパーズ
ピンク色の花が特徴的なルビースリッパーズ。咲き始めは白い花ですが、だんだんと赤みが深くなっていきます。花色で違いを出せる品種です。
カシワバアジサイの育て方
次は基本の育て方をチェック。「管理場所」「植え付け」「肥料」「植え替え」など、それぞれ詳しくお伝えしていくので、さっそく見ていきましょう。
カシワバアジサイの管理場所
日なた~半日陰くらいの場所がおすすめ。日当たりが悪すぎると花付きに影響が出るため、注意しましょう。
ただし夏場は葉焼けの可能性があるため、鉢植えなら半日陰に移動させると安心。
地植えの場合は移動ができないため、最初から半日陰に植えておくといいと思います。
カシワバアジサイの植え付け
植え付け時期は3月~4月の春または10月~11月の秋ごろ。用土は水はけと水もちが共に良いものを選んでください。
鉢植えの場合は、市販の培養土が使えます。自分で土をブレンドするなら、赤玉土7:腐葉土3などの割合がいいですね。
地植えの場合は、あらかじめ腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。
なおカシワバアジサイは大きく育つため、鉢植えより花壇などへの地植えで育てる方が向いていると思います。
カシワバアジサイの肥料
植え付け時の元肥として、堆肥か緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます(元肥配合の培養土を使用した場合は不要です)。
以降は1月~2月ごろに寒肥と、花が終わった後にお礼肥を。どちらも緩効性化成肥料などを施すといいでしょう。
カシワバアジサイの植え替え
鉢植えにしている場合は、定期的に植え替えをする必要があります。放っておくと根詰まりしてしまうので注意しましょう。
時期は3月〜4月か、10月〜11月ごろ。様子を見ながら、だいたい2年に1回くらいのペースでひと回り大きな鉢に植え替えてくださいね。
カシワバアジサイの剪定時期と方法
カシワバアジサイの剪定はいくつか種類があり、それぞれ意味合いが異なります。順に時期や方法をお伝えしていきますね。
若木の剪定
まず1つ目は若木の剪定。基本的には植え付けた年の若木のうちに行うもので、冬の落葉後に20cmくらいの高さまで全て切ってしまうものです。
これは樹形を整える意味があり、こんもりと育てられます。ただし、この作業をした次の年は花が咲かないので注意しましょう。
花後の剪定
2つ目は花後の剪定。花が終わった後に先端から2節目くらいを切り取ります。
花をつけっぱなしにしておくと栄養が取られてしまうため、株のためにも行いましょう。
このとき、時期に要注意。夏になると次の花芽が付き始めるため、剪定が遅いと切り落としてしまいかねません。
必ず花後早めのタイミングで、遅くとも7月中には完了させましょう。
カシワバアジサイの花言葉と誕生花
カシワバアジサイの花言葉は、「汚れなき心」「清純」「元気な女性」など。
また5月24日などの誕生花でもあります。